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 2012年1月からインドネシアから横浜に本帰国して暮らしています。パパ、小4のハル10歳、小2のネネ8歳、ナナ6歳の5人家族です。  04年から07年まで過ごしたケニア・ナイロビ生活、08年から11年末ジャカルタ生活。  ポレポレ&ティダ・アパアパに生活しています。                                        『記事のタイトルをクリックして、コメントを送っていただけたら、嬉しいです』
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RIMG1705.jpg 腰を痛めて、さらに2週間経ちました。
初めの1週間は湿布を貼ってコルセットを巻き、なるべく横になって安静にしていました。外出しようにも、車に乗ってしかも渋滞覚悟となると、勇気が出なかったのです。
ようやく、痛み止めを飲んで、病院に行きレントゲンを撮って、鍼治療も少々しました。
 結局、決定的な原因は見つからず、筋弛緩剤を処方してもらって、様子を見ることになりました。
 
 ずっと待機態勢で出番がほとんどなかった運転手のスカルノさんにお願いして、サロンパスとタイガーバームを買ってきてもらうことにしました。毎度のことながら、イラストも添えて、ばっちりと思っていたのですが、彼が買ってきてくれたのは、写真上の「ライオンヘッド」(インドネシア製)。
 ネーミングも見た目も近いけど、タイガーバームじゃないね。でも、中身の使用感はほぼ同じでした。
「買ってきてくれて、ありがとう。スカルノさん」
 自宅で横になっていても、ほんわかと笑いがあるインドネシアです。

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aec5dc2e.jpg

 我が家のお手伝いさん、ムジさん(26才)は昨年末に結婚しました。


 昨日、はにかんだ様子で「生理が遅れてたから、妊娠チェックしたら、陽性だったの、妊娠したみたい」と教えてくれました。


「わ~おめでとう!ムジさんの赤ちゃん、見たいわー」
会話はインドネシア語なのですが、様子を見ていた次女ナナ(5才)が察して「赤ちゃんがお腹にいるの?わ~男の子?女の子?」なんて、私と一緒に大喜びしました。
私が計算してみると、予定は8月末~9月頭になるようです。

 (写真は妊娠前のものです。もう抱っこはできませんよ、ナナ)

 実は、1週間前、ムジさんの友人のお手伝いさん経由で「もしかしたら、ムジは妊娠したかも」と知らされていました。それから本人から何も言われないので、「妊娠を告げたら解雇されるかも、なんて思っているのかな?そんなことないのに」なんて、一人でやきもきしていました。


 ずっとそんな気持ちだったので、彼女からの報告は「やっと言ってくれた」といった感じで嬉しくて、彼女が働ける限り妊娠生活を見守っていきたいなと、母のような想いになりました。

悪阻は軽いようなのですが、腰が痛いと言っています。「ママもそうだった?」と聞くので、「お腹が大きくなってきたら、腰は痛くなったけど、初めのうちは悪阻だけが辛かったよ」とママ会話をしました。

 

 余談ですが、私は2日前からぎっくり腰を患って、腰を曲げて歩いています。驚くことに、「腰が痛いの」と訴えると、友人のほとんどが経験者で、次から次にアドバイスが得られました。皆さんの苦労話を聞いて、大爆笑。笑っても腰に響くので、「あはは~!あー痛いっ!!」と大変でした。

『とにもかくにも、安静第一』との結論。サポーター巻いて、ごろごろしています。

 

私の腰痛は、ぎっくり腰。妊娠じゃないのよ、ムジさん。もしかして、勘違いしてた?(笑)

あー、今年の夏が楽しみです…。

 遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
 
 昨年暮れ、健康診断を受けるため、初めて隣国タイに家族で行きました。
 東南アジアのハブ空港と言われるだけあって、まずバンコクの巨大な国際空港に驚かされました。
 昨年3~5月ごろ、バンコクでは大規模なデモ騒動がありましたが、そんな雰囲気はみじんもありません。03ffa11f.jpeg

  市中心部はクリスマスのイルミネーションと新年を迎える大賑わいが入り混じって、幸せムードに満たされていました(写真)。
 ここでデモ隊と軍部隊が衝突、銃撃戦をしていたとは到底、想像できません。ただ、デモ隊の放火で一部焼け落ちたビル(伊勢丹の隣)はまだ崩壊したままの状態で、巨大な日本車の広告看板で囲んで隠されていました。 でも、伊勢丹のすぐ近くのインターコンチネンタルホテルの客室からは看板の裏側まで、きれいに見下ろせました。 悲惨なビルの惨状を見て、初めて恐ろしくなりました。
 
 さて、タイ旅行のメインイベント「健康診断」です。医療レベルも非常に高く、設備も整っているタイの大病院ブムルングラード(Bumrungrad)は、まるで5つ星ホテル。洗練された建物で、期待通り、スタッフの手際も良かったし、日本語通訳の方も親切でテキパキしていました。遠く中東やインドからも大勢の人が来て健康診断を受けていました。これが噂に聞く「医療観光」かぁ、と驚かされました。
 健康診断の結果は5日後、eメールで送られてきました。(素晴らしい早さ!)。幸い大きな問題はなさそうで、夫婦揃って、一安心。新年早々おめでたい気分に包まれました。

 家族が健康であることに感謝し、お世話になっているすべての方々に感謝し、日々の生活を大切に、今年も頑張っていきたいと思います。  本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
DSCN1361.jpg 毎朝6時15分に出発するジャカルタ日本人学校(小・中学部)のスクールバスは、午後3時15分になると、私達の住むタウンハウスのゲートまで戻ってきます。

 我が家の小学生チーム、長男ハル(小3)と長女ネネ(小1)は片道約一時間のバスの中で、本を読んだり、折り紙をしたり、こっそりおしゃべりしたり。「疲れるんだから、寝てたらいいのに・・・」と私は思うのですが、車内でも楽しく過ごしているようです。

ちなみに、幼稚部のバスに乗る次女ナナ(5才)は午後1時半帰宅です。ナナは例外なくバスの中で熟睡して戻ってきます(笑)。
 
私が買い物に出かけて留守の時は、お手伝いさんのムジさんが迎えてくれるので、鍵の心配はありません。
ムジさんはなくてはならない、家族のような存在です。

ハルとネネが、庭を通り抜けて歩いて帰ってきました。だんだんと声が近づいてきます。
日本ですと、通学路をちょっと外れて寄り道探検!なんてするのでしょうが、ここジャカルタでは徒歩で敷地外に出ないので、子供達はまっすぐ戻ってくるしかありません。
 
「ただいま~」と私へ。「スラッマット シアーン」とムジさんに。
 
そして、思いがけず、ネネからプレゼント。
「ママにはサンタさんが来ないから、これあげるね」と庭のお花でした。

「ありがとう、ネネ。おかえりー」(今日はおかえりなさいをして良かった!)
 
お花を拾って「ふんふんふ~ん」と嬉しそうなネネを想像すると、再び嬉しくなりました。
DSCN1322.jpg
 いつも車で通過するばかりで、ずっと気になっていた近所のワルン(食堂)に行ってきました。坂道にあるので、トントントンと階段を駆け上がってお店に入ると、お店のご主人と奥さんがびっくりしてました。外国人が珍しかったのでしょうか?

小さな女の子もいて、私にニコニコと笑いかけてくれました。私もニコッと「こんにちは。小学生?これユニフォーム?(洗濯物が干してあったので)」なんて、声を掛けてみました。
恥ずかしげな仕草が、かわいらしい~。


DSCN1316.jpgDSCN1326.jpg さて、お店のメインメニューはソトアヤム(チキンスープ 1万ルピア/約100円)・ソトダギン(ビーフスープ1万2千ルピア/約120円) ともにご飯付。

お好みでサイドメニューの卵や豆腐などをつけます(写真右)。

 ちなみに、ここのソト(スープ)はサンタン入り(ココナッツミルク)。まろやかな白濁したスープです。DSCN1319.jpg

 持ち帰りを注文しますと、お店のご主人ミルザさんが、フレッシュなトマトなどのお野菜をその場でカットして、ビニール袋にほいほい入れていきます。
生のカットお野菜に熱々スープを入れて、白ご飯をたっぷり紙で包んでくれます。



DSCN1325.jpg 
 「スープに浸して食べると美味しいよ!」と強く勧められたクルプックは500ルピア/約5円(写真左)






 
DSCN1329.jpg
 ソトアヤムとクルプックで1万500ルピア(約105円)のランチ
お腹が満腹になるだけでなく、お味の方もびっくりするほど美味しい~。濃厚でスパイスの効いた、日本ではちょっとないスープです。

 正直、衛生面は気になりますが、体調が抜群の時を選べば、私の場合は大丈夫です。

  ご飯には時々小石が混ざっているので、気をつけましょうね。

 ジャカルタでは、日本のお菓子を結構、買うことができます(ケニアに比べて)。例えば、ハイチュウ、ぷっちょ、カール、meiji板チョコなど。 調味料も買えますし、チルド品(1Lおいしい牛乳、さけるチーズ、ヨーグルト、納豆)、たまに、長芋、ぶどう、桃などの旬な食材も買うことができます。

 日本食スーパーや、RANCH MARKETなどの輸入品を扱うスーパーで手に入るのですが、値段を見ていつもびっくり。日本の価格の2~5倍近くもするのです。

 それで、我が家は地元の食品を買います。 おやつも子供たちが「これ買って~」と日本のお菓子を持ってきても、「そんな高級品、とんでもありません!」と言い聞かせて、絶対買わないようにしています(笑)。

 日本食スーパー「カモメ」の従業員のお姉さんは、そんな私のルールを知ってるのか、間違えて輸入物の大根を籠に入れてレジに行くと、「イニ エアカーゴ ヤ ニョニャ ティダ アパアパ?」(これは輸入の物だけど、大丈夫?)と、ご丁寧に確認してくれます(笑)

 高価格にびくびくして、いつも避けてしまう日本食ですが、多忙で体調を崩し気味の夫のために、初めて「ちくわ」と「サラダ一番」を買いました!!

 インドネシアでは最近、ムンタワイ島の津波、ムラピ山の大噴火と天災が同時に発生し、アメリカ大統領オバマの来訪などがあって、休みなしだったのです。

 久しぶりのちくわに、「もっと食べたーい」と長男ハル(9才)が叫びだし、長女ネネ(7才)は「くちわ!くちわ!くちわ!」と騒いで大変でした。そのため、子供たちにすべて奪われてしまい、夫は食べられず…。

  仕切り直しです。

 「なーんと、食後には、サラダ一番があるよ~」と私は高らかに宣言しました。再び、みんなで盛り上がりました。1番最初に夕食を食べ終えた夫は、今度こそはと、お楽しみのサラダ一番に手を出してパクリ。

 「ん?これ、・・・湿気てるよ」。え~、本当?食べてみると、確かに湿気ていました。高かったのに、がっくりです。正直、湿気てても美味しかった。でも、もう買わないぞ。

 ちくわ一袋38,300ルピア(約383円)   
DSCN1242.jpg    サラダ一番 38,000ルピア(約380円)
IMG_1380.jpgDSCN1275.jpg 間違って買ってしまった、C.C.LEMONは1本23,300ルピア(約233円)

 とんでもない大失敗だったけど、美味しかったぁ~。

 
 

DSCN1237.jpg ←日本米。「RANCH MARKETで、ヒノヒカリを見付けたの!」と、お友達がおすそ分けをくださいました。
 「のし付き」(笑)  「祝・バリダンス発表会 陣中お見舞い」 う・うれしい・・・

 炊き立て日本米は、炊飯器の蓋を開けると、ピカピカ輝いていました。もっちり甘味があって美味。日本米の味を忘れてた~と目を覚まされました。



 ケニアに住んでいた頃は、日本のお菓子など絶対買えませんでした。価格が高くても、日本食材が手に入るジャカルタの環境は、本当はものすごく有難いことです。

 2年前にジャカルタ入りした時、日本食スーパーにずらりと並ぶ、おなじみのお野菜やきのこ類、果物、魚、調味料、お菓子などを見つけて「日本の物がものすごく、たくさんある~!」と驚いたものです。あれから2年、日本食が普通に並ぶスーパーに違和感がなくなってきたのかもしれません。 海外に住んでいるのに、日本食が購入できる有りがたさを忘れてしまったのかもしれません。

 でも、ちょっと、高すぎ・・・。いやいや、有難い、有難い、と迷う今日この頃です。
DSCN1240.jpg 今月、ジャカルタ日本人学校(JJS)小学部では遠足があります。
小学1年生の長女ネネはアンチョールの水族館に、小学3年生の長男ハルはスカブミのヤクルト工場に行きます。
 手持ちのリュックサックが小さくなっていたので、新調することにしました。ネネが意外にも「もう、キャラクターものは嫌なの」と言うので、ハルと一緒に使えるように、NIKEのOUTLETに出掛けました。

 NIKE OUTLET(住所 Jl Cikini Raya 95)では、なんと定価の半額でウエア、靴、バックが買えます。今回購入したのは、バックパック小(写真左) 187,500ルピア(約1,870円)とバックパック大(写真右)346,500ルピアです。
09’モデルなんだそうですが、我が家ではそんなことは全くお構いなし。嬉しいお買い得品です。

 それから、たまにぷら~と覗く、スディルマン(SUDIRMAN)にあるCitywalk内のヘリテイジ(HERITAGE)では大人と子供の衣類のアウトレットが買えます。Bananarepublic、EdDSCN1258.jpgdie Bauer(エディバウワー)、GAP、アバクロなどのTシャツがごちゃまぜに積まれています。今日は久しぶりに行ったのですが、相変わらず数ヶ月前の商品がそのままで、変わり栄えしないな~と思ったのですが、突然、色目が綺麗なストライプを発見!

 ネネと次女ナナ(5才)にお揃いのタンクトップワンピ-ス(old navy)を買いました。1着59,500ルピア(約590円)です。今日のように、たまーに掘り出し物があるので、止められません(グフ・・・)

 ジャカルタは一年中真夏のようなものなので、成長が早い子供たちでも、じっくり夏服を着ることができるので、ますますお得感が高まります。
 今週はJJS(ジャカルタ日本人学校)の幼稚部で民族衣装を着て記念撮影会があり、小・中学部では土曜参観がありました。年末に近づくと、行事が多くて学校に行く機会が目白押しです。

 そんな中、私自身もバリダンスの発表会が来週の日曜日に控えています。普段はカセット音楽での練習なのですが、今日は本番と同じ、生ガムラン演奏(鉄琴など民族楽器を使っての器楽合奏)に合わせてのリハーサルがありました。20人位のインドネシア人のプロによる生演奏は迫力満点!幻想的なメロディーに聞惚れ、先輩方の切れのある踊りにうっとり・・・。私も、私なりにがんばろう。いよいよ、あと一週間。ドキドキです・・・
DSCN1219.jpg
 疲れがたまってきたなーと感じる、日曜日の朝。疲れ知らずの子供たちが「もうお友達の家はクリスマスツリーを飾ってるんだよ、うちも出そうよ」と言うので、「はいはい」と生返事をして、やり過ごしたつもりが、夕食時に末っ子ナナ(5才)が「クリスマスツリーを出すって言ったでちょ」とするどい発言をしたので、仕方なく出しました。今年は、長男ハル(9才)、長女ネネ(7才)、次女ナナ兄弟だけで飾り付けを完成させました。

DSCN1228.jpg 部屋の電気を消して、床に転がってキラキラ光るクリスマスツリーを眺めています。一年の中で一番のお楽しみまで、「あと47回寝たら、だね」とハル。私もワクワクしてきました・・・

プレゼントは何がいいのかな?
そろそろこっそり聞いてみなくちゃね。
RIMG0033.jpg 実はわたしはクッキーに目がありません。「Famous Amos」のクッキーが今のお気に入りで、子供らに内緒で買っています。
 
 各ショップでクッキーを焼き、焼き立てをグラム売りしているので、おいしいんです。でも、32,000Rp/100g(320円位)と高め。「やっぱり高いな~」
と思いつつ、「自分にご褒美」とか言い訳して買っています。
 
 そんなある日、FOOD HALLスーパーで買い物していると、突然、。箱入り「Famous Amos」を発見しました。

  じゃ~ん!(50,800Rp/425g)。 しかも「一箱買うと、もう一箱ゲット!」とあります。やった~~~!!!迷わず即、買いです。
 おっと、賞味期限が11月となってます。でも気にしない、気にしない。賞味期限1年経っても、日本の乾麺そば食べてるし。全然大丈夫。量販用の包装物なので、少し気になるのは、お味。

 どれどれ・・・?「・・・美・味・し・い・ぃ~~~♪」 むふふ、これはお買い得。また、子供に内緒で買い足してこようっと。賞味期限内に食べ終わりそうです。。。

RIMG0029.jpg 最近、ジャカルタでじわじわと店舗を増やしているLOTTE MART(韓国系)。我が家の近所にも出来たので、開店間もない様子を視察してまいりました。
 
 開店の集客プロモの商品だからか、マンゴー(ハルンマニス)安~い!1kg
50円位です。写真の大ぶりマンゴー3個で、なんと79円位でした。

 するどい観察で評判の友人によると、定番商品「洋服洗剤アタック」の価格は、インドネシア各地にあるフランス系スーパーCarrefour(カルフール)と同じだったとか。客寄せの目玉商品だけでなく、定番商品も良心的な価格なら、安心です。これからは、お世話になる頻度が高くなりそうです。
RIMG0034.jpg 車両事故を続けて起こした初代運転手さんには退職してもらい、2人目の運転手「58才のJさん」も、たったの4カ月で、辞めてもらいました。っていうか、とつぜん来なくなりました。 給与の払われた翌日から、連絡がなくなり、欠勤が続いたのです。

 以下、すこし長いお話です。

< 欠勤初日 >

 朝から外出を予定してたので、Jさんの携帯に何度も連絡しましたが、全然繋がりません。最初、プリペイドの度数が切れてるのかな?、と思ったのですが、度数がなくなっても受信だけはできるので、どうやら、携帯の電源が切れているようです。

 仕方なく、SMS(携帯電話のショートメッセージ)で、『Kenapa?Tidak datang?(なんで、来ないの?)』と送ってみましたが、何の返事もありません。

 しばらくして、Jさんの奥さんから電話がありました。前の運転手もそうだったのですが、大抵、病欠のときは、本人が電話を掛けてこず、代わりに奥さんが連絡してくるので、 『また病欠かな・・・』と想像していると、

  「こんにちは、ニョニャ(インドネシア語で「奥さん」を意味)。 昨日は給料日だったでしょ、でも、夫は給料を私に渡さないのよ。一体、いくら給料を払われてるんですか?」。悲しげな声で尋ねてきました。

  えっ、と内心驚きながら「えーと、給料が●ルピアで、交通費と食費で●ルピア、合計●ルピア払いましたよ」 と正直に答えると、奥さんが急に興奮し出したのが、電話越しにも分かりました。

 「そんなに~! 私には毎月、●しかくれなったわ!」。 それは何と、給料の半分以下でした。

 「それに、夫は、末の娘をつれて出て行ったまま、戻ってこないの。 娘はまだ9カ月で、まだ、おっぱいもあげてるのに。心配なのよ」

 奥さんの興奮は止みません。ひとしきり愚痴を聞かされた後、電話を切ったのですが、切る最後の瞬間まで、奥さんは興奮しっぱなしでした。

 しかし、このときは全体状況が見えず、一体、何がなんやら、よく分かりませんでした。

< 2日後 >

 2日たっても、まだ、Jさんとは連絡がとれません。すると、奥さんから今度はSMSが来ました。

 「今日は夫は出勤してる?してない?家には帰ってこないの。連絡もとれないの」

  またまた驚きながら 「来てません・・・」とSMSを返しました。

  家出? 離婚? 夫婦げんか? Jさんは今、一体どこにいるのか誰も分かりません。

< 3日後 >

 やっと、夫の会社の秘書に、Jさんから電話がありました。

 「病気だったので、連絡出来なかった。友達にSMSを送るように言ったのに。送らなかったのかな・・・」と弁解というか説明というかが続き、 「月曜日には出勤できる」(←この日はまだ水曜日なのに)と宣言したそうです。

  「なにをいまさら。もう、あなたは解雇されたのよ。 家に行く必要はないわ。 借金の残り50万ルピアを返すつもりで行くのなら、話は別だけど」

  「いやいや!借金はもう40万ルピアのはずだ」。病気のはずのJさんも負けちゃいません。

  彼は月曜日に現れませんでした。

  結局、なにが起きたのでしょう? インドネシア人の知人・友人は、みんな大笑いしながら「それは、女が出来たにちがいない。それがバレたのよ」と言います。

 一夫多妻を許すイスラム教なので、第4夫人まではOKですし、結婚せず愛人をつくることも多いようです。しかし、Jさんのように、奥さんに隠していると、こんなドタバタ悲喜劇が実際おきるんですね~。

  そんなこんなで、再び、新たな運転手を雇いました。既に本帰国された奥さんの元運転手で、わたしもよく知っている顔です。面接の時からとても好印象で、毎朝、勤務時間の1時間前からスタンバイしてくれます。

 先日、雨の日、ショッピングモールの玄関で、車を降りる私の後ろ姿にむかって 「Hati hati Nyonya~(奥さん、気を付けて)」と一言、声を掛けてくれました。なんだか「じわ~ん」と感動、嬉しくなりました・・・。

 (写真は3階の寝室からの景色です。ジャカルタは通常、10~11月ごろから雨期とか言われてますが、ことしは4月からの乾期の間も、連日、どしゃぶりの雨です。 ブラインドカーテンの役目も果たしている、大きな「旅人の木」。 扇状の葉が東西を向いていることで、旅人が方角を知る術になると言われてます。でも、植え替えたからか、実際は違う向きの木も多いです。自然の木ならどうなのかな?と気になります)

 イスラム教の休日、「レバラン」は店が休みになったり、営業時間が変更になったり、特にお手伝いさんやドライバーさんがお休みになってジャカルタ市内は不便になるので、ヒンズー教が中心のバリ島にでかけました。
バリ島は滞在するエリアによって、印象がガラリと違うことがこれまでの経験で分かってきたので、今回も違うホテルに宿泊しました。

DSCN0296.jpg 田園風景が見事な山手のウブドでは、「アラム・ジワ」。
DSCN0882.jpg 緑深いウブドで長男ハル(小3)がハンター魂に火がつきました。カブトムシのメスやアメンボを捕まえました。写真右は、なんとサソリの抜け殻です。
 ヤシの木で遊ぶリスを眺めたり、田んぼで遊んだり。目に優しい自然の色ばかりで、別世界でした。
 写真左、インドネシアのバティック(ろうけつ染め)のワンピースはインドネシアの風景に馴染みます。長女ネネ(小1)と次女ナナ(5才)

DSCN0313.jpg 子供も遊べるくらいの波が楽しい、海岸のスミニャックでは「アナンタラ」

DSCN0378.jpg スミニャックの砂浜で長男ハル(小3)、別名ハンターハルが砂浜のカニ穴をギロリと睨み付けます。真剣な目つきで小さなカニがチョロっと出てきたところをサッとつかむ手技は全くあざやかです。(笑)





  「この先にもっといっぱいカニがいたよ」という噂を聞きつけて、海岸を歩いて行くと、川水が流れ込んでいるところに砂とは違う色、うす黄緑色の塊が見えました。
 近づくと、なんと、それが、ぜ~んぶカニの赤ちゃんだったのです!足を踏み入れると足の周りにわ~~と集まってきて、一歩も踏み出せなくなるほど。
さわさわと動いて気持ち悪くて「ぎゃ~!キャ~!」み~んな大騒ぎです。一匹ずつ捕まえてたハルは今度は両手ですくえるほどの大群なので、心臓の音が聞こえてきそうな大興奮でした。

DSCN0401.jpgDSCN0391.jpg ウDSCN0415.jpgジャウジャ、ウジャウジャ、
うす黄緑色のカニの赤ちゃん達。ゼリーみたいにきれいな色なのに、もうしっかりと硬い殻をしてました。






DSCN0400.jpg


「もう、やめてよ~」
足にまとわりつくカニに文句を言う、ナナ。

 シャリシャリ、カニの赤ちゃん大群の砂浜。バリの驚き大発見でした!
はぁ~、胸がドキドキした~。 

今回は、バリの見どころをばっちり押さえた選択だったね~と家族全員大満足でした。

地元のスーパー「HERO」で見つけたおもちゃです。
あまりのかわいらしさに、即お買い上げしちゃいました。

DSCN0892.jpg
つんつん、つんつん、ついばむニワトリ4羽。
24,950ルピア(約240円)、ちょっと高いお買い物。





DSCN0834.jpg 「彼のお母さんに、昨日会ったの」
 恥ずかしげに嬉しそうにお手伝いさんのムジさん(25才)が話してくれました。
 「えー結婚するの?いつ?」 私も嬉しくなって聞くと、
 「まだ言われてないけど、もうすぐかも」と言います。

 何でも赤裸々に話す国民性なのか、私の周りのインドネシアの知人は結構立ち入ったことも無遠慮に聞いてくるし、自分の事も何でも教えてくれるように思います。気取らず、あっけらかーんとした所が好きです。

 「彼のバンクカードも預かってて、私が管理してるの。彼は結婚資金を親に出してもらう気がない、ちゃんとした人。オートバイももう自分で買ってるし。それに、私も牛を買ってるから、お金は大丈夫・・・」

 「え~~!!SAPI?(インドネシア語で牛のこと)」
 牛に大反応して、詳しく聞いてみたところ、何と、ムジさんは子供の牛をオス500万ルピア(約5万円)メス400万ルピアで分割で買い、さらに支払いも済んでいて、ジャワトゥンガー・スマランに住む両親が世話をしてくれているんだそうです。なんて、しっかりしてるんでしょう。子牛投資をしてるなんて・・・エライ!!
 
 「もう今では牛達も大きくなっていて、※イドゥルアドハ(犠牲祭)の頃は高く売れるはずなの」
とムジさんはニコニコ嬉しそうです。

 「牛を2頭も買うなんて、すごいねー」と私が感心しきりで褒めると、
 「もう1頭いたんだけど、一番上の兄が結婚する時、勝手に売ってしまったの。兄はお金を貯めない人だから」
と瞬時にムッとした表情になりました。弟たちの学費の援助もしてる、しっかり者の長女ムジさんと違って、貯蓄しない長男。色々と大変そうです。

 一カ月に渡る断食期間(ラマダン)をやり終えたことを祝うイスラム教の大祭「レバラン」が始まります。レバランは国民の祝日として10日と11日なのですが、イスラム教徒の人達はこの時期1週間の休暇を取って、里帰りなどをして家族でお祝いするそうです。

 ムジさんは昨日から、ドライバーさんは今日から一週間お休みです。
 実家に帰って結婚話の報告をするつもりのムジさん、2頭の牛の成長ぶりを見るのがさぞ楽しみだろうな~と微笑ましい思いで送り出しました。ジャカルタの母のような気分です。

 ※イドゥルアドハ(犠牲祭)・・・イスラム教の行事。地域毎に鶏、ヤギ、牛をその富裕層が寄付して、すべての住民で分け合います。犠牲祭の頃にはものすごく多くの家畜が高価で売買されるそうです。
http://fucchinchi.blog.shinobi.jp/Entry/90/

 一日のプアサの明ける夕方6時から翌朝4時までを「ブカプアサ」と言います。
 ブカプアサを祝い、人々は翌日に備えて腹もちのいい食事やご馳走を食べ、翌日には早起きして朝4時までに飲み食いするそうです。食糧の消費量が減るどころか、増える傾向があるとも言われています。想像しただけでちょっと胃が悪くなりそうです・・・。
DSCN0682.jpg「ブカプアサ」用の食べ物を市場で買い物をしてから、お手伝いさんのムジさんが出勤してきました。ついでに私にもテンペを買ってきてくれました。
(出来たてテンペはホカホカ、最高~!)
DSCN0686.jpg ムジさんの今日のブカプアサ用の食べ物はフルーツ「ティムンスリ」。見た目は細長いバンビメロンです。
 興味津々の長男ハル(9才)に少しおすそわけしてくれました。
 よーく熟したティムンスリをスプーンですくって、氷とシロップをかけて食べます。種からしてメロンの一種には間違いないのですが、触感がモソっとして、ふわっと柔らかく、繊維は全く感じられないので、粘り気のないバナナのようです。期待していたメロンのような甘味は、あっけにとられるほどありません。淡泊なので、色んな味のシロップで楽しめるのがいいのかも知れません。

 この時期、ブカプアサ用におすすめのお野菜が市場に並んでいて、ティムンスリも山積みされています。腹もちがいいと言われるカボチャをココナッツパウダーと煮た「フラック」も好まれているそうです。
まるで「旬の食べ物」のようにブカプアサ用の食料で売り場がにぎわっている半面、困ったことに、この時期は、食品の価格も高騰しています。インドネシア料理に欠かせないチャベ(唐辛子)は、「1万ルピア/kgから3万ルピアになったよ」と先日、タクシーの運転手がぼやいていました。

 断食の試練あり、金銭的な苦労あり、なんだか大変そうです。

DSCN0668.jpg 8月11日 イスラム教のラマダン(断食月)がスタートしました。
プアサ(断食)はなんと一カ月間も続きます。断食は夜明けから日没まで、朝4時から夕方6時までです。時間に関しては、「初めの1週間だけは、33分遅くスタートするの」と言う人もいたり、「アチェ州は日没が遅いから、夕方7時まで」と様々です。
 日中は水も飲まず、敬謙な人は唾も飲み込まず吐き出すそうです。
 今年のラマダンは不運にもジャカルタ日本人学校の夏休みとちょうど重なってしまいました。
 ラマダンの初日、お手伝いさんに遠慮しつつ自宅で昼食をとったのですが、気を遣い遣いの食事は食べた気がしません。長女ネネ(7才)次女ナナ(4才)を連れて市内の大型ショッピングモール、スナヤンシティまで「食べ直し」に出かけました。(写真はピザ屋さん。通行人に配慮して、窓側に白い布をかけています。)

 いつもですと、車道には物売りがたくさんいて、道端には屋台がアルミの皿をカンカン叩いて客寄せをしてたり、人々はフルーツを食べたり、ビニール入りのジュースを飲んでいたりして、食べ物の色も鮮やか、種類も量も豊富だな・・・と、道端に座ってる人々を見ながら思うのですが、プアサとなると、あんなにたくさんいた物売りは驚くほど見かけず、屋台もいなくなっています。道端にはとろんとした目つきの人々が、無駄なエネルギーは使うまいと思っているのか、じっと動かずたたずんでいる感じでした。
 自宅をいたたまれない気持ちになって外に出たのですが、外に出たら出たでますます肩身の狭い思いになってしまいました。

 イスラム教徒以外の人にプアサが強要されることはないのですが、イスラム教徒が世界一多い国、インドネシアにおいて、外国人の私達が堂々と気ままに飲食したりするのはためらわれます。これから一カ月間、私達にとっても食事のありがたみを味わういい機会になります・・・。そうは言っても、食事は楽しくとりたいよ~。
ぷろふぃーる
HN:
ふっちんち
性別:
女性
自己紹介:
 ☆ 2012年1月3日 ☆
 ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。

◎当ブログの画像に関する著作権は    『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。 

忍者ブログ無料版は広告が入るようになりました(泣)
私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
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