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JJS日本人学校もお休み。お手伝いさんも、ドライバーさんも、ジャカルタ市内のお店も大半はお休みになってしまいます。この機会に、ジャカルタ在住の日本人や外国人らの多くは一時帰国したり、旅行したりするようです。我が家は、ヒンズー教徒が大半のバリ島で過ごすことにしました。
(写真上・・・まぶしいくらい真っ白なお花。サヌールにて)
日本からの観光客は少ないものの、ジャカルタなどからの観光客が多いため、どこのホテルも満室で、予約を取るのがなかなか大変でした。
仕方なく、バリ島のサーファーに人気の海岸で有名なクタ、のんびりとした田園風景が奇麗なウブド、静かなビーチで有名なサヌールに、それぞれ2泊ずつしました。
子供たちはクタの海岸でカニを捕まえたりして大喜び!私は日焼け止めをたっぷり塗って、強烈な紫外線の攻撃に、ヒヤヒヤでした(笑)
現地の人によると、雨季は通常10月からというのですが、ことしは9月中旬から早くも雨季に突入。毎日、天気が悪くて残念でした。しかも、軽装の用意しかしていなかったので、山間のウブドではとても寒かったです。
サヌールの海岸は岩がごつごつしていて、あまり遊べなかったので、レンボンガン島へ行きました。これが大正解!
白砂のビーチで、グラスボードで熱帯魚を見たり、バナナボードをして子供らは大喜び。しかも、長男ハル(8才)はシーカヤックにも初めて挑戦!かなり大きな波がおしよせる中、緊張した表情で櫂をあやつるハルの様子は、見ている方が怖いくらいでしたが、意外にも本人は一番楽しかったと言っていました。
写真左はサヌール近郊のトレジャー・アイランド・バリ。バリの生活体験ができて子供たちは喜んでいました。
みんなでバリの衣装を着て、ポーズもばっちり。バリのクエ(お菓子)にもご満悦。
写真左は、レストランやお土産屋さんが並ぶクタの町。バリでは町を歩いて楽しめるのがうれしかったです。どこに行くにも車で移動しないといけないジャカルタと比べると解放感があって、気持ちがよかったです。
道路で行きかう車をストップさせて、馬車のタクシーは、ぽっくり、ぽっくりと、のんびり移動します。
バリ島はオーストラリアや欧州の観光客らでどこも一杯でした。我が家も久しぶりの家族旅行で、すごく楽しかったのですが、雨季のバリはちょっと、小さな子供連れには大変かもしれません。
自宅から高速道路を使って約1時間もかかるジャカルタ日本人学校。小学校と幼稚部は同じ敷地内にあります。小学校で用事がある時は、せっかくなので、必ず幼稚園も、のぞきに行きます。
年長さんのネネ(長女6才)は、どこにいるかな・・・? と思って行くと、ちょうど、ひまわりの絵を完成させているところでした。
絵の具でびちょびちょの絵を、ものすごい日差しの下で干していました。
その後は、リレーの練習がありました。ものすごく子供達が小さいのと、ものすごくグランドが広大なので、なんだか、おかしい景色でした。
年長さんは3クラスありますが、残念ながら、ネネのクラスはリレーはちょっと遅め。でも、みんな真剣にバトンをわたす練習をしてました。「はいっっ!」「はいっっ!」と甲高い声がとっても可愛らしいです。
月の満ち欠けで毎年、その時期が決められるのですが、今年は8月22日から1ヶ月間となりました。
大体、夕方6時から翌朝5時までの夜間をのぞいて日中、水や食事、煙草など全ての欲を我慢します。口にたまったツバも飲み込んではいけないそうです・・・。その代わり、夜にたくさん食べるみたいですが…。
ラマダンがスタートした22日の土曜日は朝から2時間、我が家ではテニスのレッスンが入っていました。
朝9時から2時間のレッスンなのですが、ものすごく暑くてバテバテになります。水分を摂らないと、確実に熱射病にかかると思うのですが、先生は水分を一切摂らず、いつものようにレッスンしてくれました。すごい!
子供でも断食を8才くらいからスタートする人もいるそうです。ジャカルタ日本人学校には、イスラム教の子供も当然いるので「断食をする子供はお知らせください。職員が配慮します」とのお便りが配られました。
私も「一緒に断食したらダイエットになるかな?」と、ひそかに企みましたが、初日の朝、テニスの最中、冷たい水をガブガブと飲んでしまい、あえなく断念…。
地元の人に断食の理由を聞くと、断食をして生命のありがたみを知り、神に近づくんだ、などと言うのですが、うーん正直よく分かりません。
お手伝いのムナさんも、ラマダンのスタート当初、「わたしは断食に慣れているから」と言いつつも、目が険しくピリピリしていました。子供が「お水ちょうだい」と言っても、「ムナさんは水が飲めないから」と言って水を汲んで持っていくのを断るぐらいでしたが(苦笑)、1週間もたつと完全に慣れたようでした。
(写真左)ジャカルタではスターバックスが人気なのですが、ラマダン(断食月)中は店内を白い布で目隠し、道を歩く人に刺激を与えないように配慮しています。
でも、どのぐらい真剣に断食するかは、人それぞれみたいです。妊娠中だから、旅行中だから、病気中だから、などと理由があれば、無理に断食する必要はないんだ、と言ってガツガツ食べる人も中にはいます。
ちなみに、パキスタン出張中の夫は「こっちでは、ラマダンじゃなくてラマザンって呼んでいるよ」と言ってました。
私と子供3人はちょうど自宅で英語のレッスンを受けていました。先生はインドネシア人女性です。私は最初、小さな揺れを感じ、天井から吊るされた照明が揺れるのを見て、「あ、地震だな」と思いました。
意外と揺れは5分ほども続き、ゆっさ、ゆっさ、と横揺れが多くなってきたので、子供を「安全な場所」に集めました。部屋の中で、「ピシッ・・・ミシッ・・・」と言う不気味な音がし始めました…。外では、お手伝いさんらの悲鳴も聞こえてきました。
「安全な場所」と言うと、日本では机の下などが一般的ですが、ジャカルタの家具や部屋のインテリアには、ふんだんにガラスや鏡を使っているので、非常に危険です。
そこで、始めはガラス窓や壁一面の鏡、ガラス・テーブルなどから離れた壁にぴったりとくっついてみたのですが、すぐに長男ハル(8才)が「ママ、時計が落ちてきたら危ないよ、ここ」と言うので、部屋の玄関に行き、みんなに靴をはかせて、いつでも逃げ出せるよう待機することしました。
地震の揺れている間、インドネシア人の先生はかなりの慌てぶりでした。揺れの真っ最中、あたふたと荷物を整えて「私、帰ってもいい?逃げましょうよ」と言うので、「慌てないで。もう少し待ってから」と落ち着かせるのが大変でした。
大きな揺れがやっと収まると、すぐに、先生は帰って行きました。窓から外を見てみると、大勢の人がアパートのロビー付近に避難していました。火災や余震があると怖いので、私と子供3人、お手伝いさんのムナさんも、ロビーに避難することにしました。
ロビーには、恐怖の顔をしたお手伝いさん達が大勢いました。慌てて靴も履かずに飛び出してきたベビーシッターや、湯浴び中だったのか裸の子供をバスタオルに包んだ状態で抱っこしているベビーシッターなど。
この慌てぶりでは、この人達はちゃんと家のカギはかけてきたのかな?火の元は大丈夫?と心配になりました。
インドネシアは日本以上の地震大国ですが、私たちが昨年10月末に赴任して以来、ジャカルタではそんなに大きな地震はありませんでした。そのため、今回、なによりも驚いたのは、地震に慣れているはずのインドネシアの人々の慌てぶりでした。何が何でも逃げなければ、と、みんな必死の形相でした。
しかし、押し合いへし合いでは、かえって危険です。ちょうど地震の時、ショッピング・モールにいた友人も、大勢のインドネシア人達がドド~っと逃げ出したので、「爆弾テロでもあったの!?」と思って、生きた心地がしなかったと言ってました(苦笑)。
インドネシアの人々の中には「人生の中で一番大きな地震だった」と話す人もいたので、地震大国インドネシアでも、かなり大きな地震だったのは間違いありませんけれど…。
地震の日、夫はちょうどパキスタン出張で移動中で、またしても留守でした。
夫によると、夫の会社が入っているビルでも、インドネシアの人々の多くが慌ててビルから逃げ出そうとして非常階段がギュウギュウになって将棋倒しが起きそうになったり、突然「アッラー・アクバル」と何度も叫び出す人々もいた、と電話で聞いたそうです。よほど怖かったのだと思います。
自宅から遠く、よほどの用事がない限り、出かけないJJS(ジャカルタ日本人学校)なのですが、今日はボランティアに参加するため、久しぶりに行ってきました。
写真はヒンズー教の学問の神様、頭部が象の「ガネーシャ」。校舎の入り口に、ずんぐりと鎮座しています。
私はこの神様になぜか愛着があって、そばを通るたび、さりげなくお腹にタッチ!してます。
さて、なぜこんなに夏休みが短いかというと、春休みが先生の交代時期もあって1カ月以上と長いことと、イスラム教徒の多いインドネシアでは毎年、日本にはない特別の休みの期間があるためかもしれません。
イスラムの国では「ラマダン(断食月)」の後に「レバラン」という、1年で最も大切な休暇が2週間ほどあり、学校もお店もすべてお休みになります。インドネシアではみんな故郷の実家に帰るので、日本のお盆とお正月を足したような長期休みになるのだそうです。
当然お手伝いさんも、運転手さんも、田舎に帰ります。そのため、ジャカルタ在住の外国人達は、このレバランの時期に、ヒンズー教徒が中心のバリ島に旅行したり、一時帰国したりするようです。レバランの時期だけは、ジャカルタが本当に静かになるんだそうです・・・。
左の写真は、ずらりと並ぶスクールバス。不況のあおりを受けて、本帰国ラッシュがあったものの、今年度も児童・生徒計671人のマンモス校です。
スクールバス横を歩くと、「スラマット・シアーン(こんにちは)」と明るく挨拶してくれる、運転手さん達です。
水道近くで、顔を洗ったり、足を洗ったり、靴まで洗ったりしています。皮靴なのに水洗い(笑)。写真右は乾燥中。
子供達の学校が終わるまで、待っていてくれる運転手さん達。「写真?撮ってもいいよ」と気持ちよく了解してくれました。
右のオジサンはTシャツを着ようと慌ててますが・・・もう撮っちゃった~。
「ねーねー、ママ、ママ、すごいんだよっ。シンコン、僕より大きくなってたぁ~」
と夏休み明けに、長男ハルが目をまんまるくして報告してくれました。
そんな大げさな・・・どれどれ?と、小学校に行ったついでに観てきました。
小学2年生全員が植えたシンコンはハルの報告通り、青々と成長してました。
夏休み前に30cmほどの苗を植えたらしいのですが、今では長男ハル(8才)の背丈を越してしまいました。すごい成長の早さです!!
ケニアではシンコンのことをキャッサバと呼んでいました。
ケニアでもインドネシアと同じく、細長い芋をぶつ切りにして、素揚げして塩味で食べたり、チップスにして食べたりします。
ものすごくお腹の中で膨張するので、ついつい食べ過ぎると、後でたいへんなことになります。ご注意を・・・
赤と白のインドネシア国旗カラーで街中が飾られています。
私たちが住むアパートメントの正面ゲートでは早朝、国旗を掲揚し、スタッフの人たちがみんなで黙祷をしていました。みんな真面目で、厳粛な雰囲気に、思わず、身の引き締まる思いがしました。
この日、大統領官邸で恒例の記念式典が行われました。
招待状によると、ドレス・コードが各国の衣装、または、インドネシアの正装となっていましたので、夫はバティック(ろうけつ染め)のシャツ、私はクバヤ・スタイルで行くことにしました。
クバヤには、髪の毛を膨らませた独特のヘアスタイルが定番なので、近所のサロンに早朝、出張サービスをしてもらいました。ちなみに、お値段はちょっと高くて、30万ルピア(約3千円)。 現地風のヘアとメイクとインドネシアの正装クバヤで、すっかりインドネシア女性に変身です!
式典は退屈なものと思っていましたが、軽快な音楽のコーラスが楽しげで、現地の人は一緒に口ずさんだりしていました。
一方、写真左は厳戒な警備隊の人たち。ちょうど1か月前に爆弾テロがあったばかりなので、物々しい雰囲気です。
祝典の後は、官邸内をウロウロと散策しました。
まずは、大統領専用車の前で記念撮影。ナンバーは「 INDONESIA 1 」。分かりやす~い(笑)。 ちなみに、副大統領の車は「INDONESIA 2」でしたが、こちらは余り人気なし。
偶然、スカルノ初代大統領の第3夫人?で日本でもお馴染みのデビィ夫人を見つけてビックリ!
間近で見ても、つるんとした真っ白なお肌で、綺麗でした! つい、「プルミシー(ちょっといいですか?)」とインドネシア語で声をかけて、写真を一緒に撮らせてもらいました。隣に並び、「綺麗ですね・・・」と小さく声をかけると、驚いた様子でした。私のこと、インドネシア人だと思ってたのかもしれません(笑)
エステ、マッサージと言うと、バリ島が有名ですが、ジャカルタでも手頃な価格で、マッサージを受けることができます。
昨年10月、アパートを決める時に物件を7、8件ほど見たのですが、どのアパートにも、テニスコートやプール、ミニ・ストア、室内の子供の遊び場などがあるほか、どこにもマッサージ室があるのには驚きました。
私達が住んでいるアパートメントにも、マッサージ室があります。値段も日本に比べると、かなり安いです。
トラディッショナル・マッサージ1時間85,000ルピア(約850円)、アロマテラピー・マッサージ1時間10万ルピア(約1000円)、一番高いのでもBODY・SCRUB(BODYSHOP製使用)1時間18.5万ルピア(約1850円)など、5種類のマッサージがあります。
小手調べに、アロマテラピーマッサージをしてみました。全身の凝りがほぐれて、オイルでしっとりお肌が潤ったのに、まずまず満足。 次の週には、BODYSCRUBをしてみました。パパイヤの香りにうっとりしながら、ツブツブのスクラブのマッサージが皮膚の角質を落として、天然オイルで潤うというものです。
後でボディショップのHPで調べてみたのですが、ボディスクラブは優しくマッサージすること、強くこすると肌のトラブルの原因になるとのことでした。
ギク…(汗)。マッサージ担当のシティさんは、たしか、ゴシゴシと私の全身をこすっていました。まるで、クレンザーで台所を磨くように・・・。
銀色のステンレスに傷がつくイメージがちらりと浮かびました。でも、マッサージ中は気持ちよくて眠っていました。長年ほったらかしだった固肌の角質は、これで落ちたかな?
写真は自宅に出張サービスしてくれるタイプのもの。顔のマッサージで、軽く手足のもみほぐしもあります。
凝り固まった表情筋が柔らかくなり、スッキリ! 明日からまたがんばろー!
ジャカルタ日本人学校の幼稚部で少し前に、夏祭りがありました。
この日に向けて、年長組の子供達はお祭りの目玉でもある、太鼓の練習を毎日のようにしていました。
長女ネネ(6才)は自宅でも、「回してトン!構えてトン!」と言いながら、取りつかれた様に頑張っていたので、私も本番がとっても楽しみでした。
浴衣姿の保護者の方もちらほら、お祭りの音楽も流れて気分上場です。
まずは園庭で、子供達が手作りのお神輿を担いだ後、親子で盆踊りを踊りました。
そのあと、ミニパン、ポップコーン、綿菓子などの縁店を楽しみました。
ネネのクラスでは、子供たちがお化けに扮して「お化け屋敷」をして、大変な人気ぶりでした。
(お化け屋敷で雪女をしたネネ、写真中央。受付をするネネとナナ、写真右。)
ホールの中で催された、「第二部」。
年少さんの可愛らしい歌の後、年長さんの切れのある太鼓が始まると、すぐに会場は沸き立ちました。
軽快な音楽に合わせた、きびきびした手足の動き。 普段のネネと大違いです。どの子供も、目つきが真剣そのもの。かなり練習したんだな…と感心して涙が出ました。
ホール内のライトを消した灯篭タイムは、ネネの担任の先生が鹿児島出身ということで、地元のお祭り「六月燈」をイメージしたようでした。
私も鹿児島出身なので、子供の頃、近所の六月燈に自分で描いた灯篭を持って行き、飾ってもらったことを思い出しました。
感動一杯!胸一杯!親子で楽しめた夏祭りでした。
白い布を広げ、ライトアップし、光に集まってくる昆虫を採集するメインイベントです!
場所は山の裾に広がる茶畑。夜ごはんは、主催者の昆虫センターの吉川さんに用意して頂いたインドネシア風串焼き「サテ」と焼きトウモロコシ、揚げシンコン芋。 おいしくいただきながら、ライトアップのそばで虫を採集します。
頭から湯気が出るんじゃないか?と思うほど興奮していた長男ハル(8才)・・・写真左
コガネムシを捕まえて、「宝石みたいにきれーい」と喜ぶ長女ネネ(6才)…写真右
布に集まるのは、ほとんどが蛾ばかりで、がっかり・・・。と思いきや、お目当てのカブトムシ類は、光に誘われて山から飛んできて、近くの茶畑に止まる、というので、子供達は懐中電灯を片手に、暗い茶畑の中にどんどん入って行きました。
暗闇に懐中電灯の明かりがゆらゆらしている様子は、まるで映画のワンシーンのようです。
長時間の山道のドライブと昼間の昆虫採集で疲れ果てていた夫と私は、サテを食べながらライトアップした布のわきに立って、サボリ、ではなく、のんびりと休んでいました。
ところが突然、夫が叫びました。ズボンの裾を押さえています。「うわぁー、なにか飛んできた!」と声を上げる夫の手元を見ると、なんと、巨大なコーカサス・オオカブトムシです。
夫は「鳥が飛んできたかと思った」と漏らすほどの衝撃だったそうです。
「大物」コーカサスオオカブトが見つかり、参加した子供達の士気は一気に上がりました。
茶畑の中から次々とクワガタやヒメカブトを発見。我が家はコーカサスオオカブト2匹などゲット、一緒にツアーに参加していた他の4家庭それぞれもゲットするほど大収穫でした。
主催者の昆虫センターの吉川さんによると、大物の収穫がほとんどない日もあるといいます。こんなに大きなコーカサスオオカブトがたくさん捕れたのは、かなりラッキーだったのかもしれません。
おわり
一泊二日の昆虫採集ツアー。
いよいよ本当の昆虫採集です!
昼食は車の中で簡単に済ませ、車から降りて山の中に入っていきます。
朽ち木の隙間を棒でほじくると、クロツヤムシがいました。
長男ハル(8才)はもっぱらカブトムシとクワガタ狙いです。
ハルは、ツアー主催者である吉川さんを「昆虫博士」と尊敬し、後ろにぴったりくっ付いて、見よう見まねで探しています。
長女ネネ(6才)はインドネシアの珍しい蝶がお目当て。パパに「絶対採って~」とお願いしてました。娘に頼まれて、がぜん、やる気を出した夫は「よっ!よっ!ほいっ!」と虫捕り網を振り回してましたが、その姿は、ちょっと滑稽でした。
しかし、奮戦むなしく、蝶は一匹も穫れず…。
二女ナナ(3才)は山を登ってる最中から、足もとの悪さに文句を言い続けて、「早く帰りたい・・・」を連発。
ここでの収穫は、ベリコサツヤクワガタなどのクワガタ3匹でした。 (つづく)
ジャカルタ市内の日本食スーパーには、日本人向けの広告が貼られています。
例えば、「インドネシア語教えます」とか「家具売ります」などです。その中で、ずっと気になっていたのが「昆虫採集ツアー」でした。
長男ハルは昆虫大好き少年です。絶対に狂喜乱舞するに間違いない! どんな反応をするか楽しみだなあ・・・と思いつつ、一泊二日、土日を利用して参加してきました。
ジャカルタから南へ、高速道路を利用して約3時間、スカブミのチキダン・ハンティングリゾートに宿泊です。
(写真左・・・風通しの良い宿。標高が高くて涼しいので、クーラーはいりません。 右・・・早朝、朝もやが綺麗な、スカブミの山々)
到着後すぐに、さらに山奥に車で移動しました。「コノハムシ(木の葉虫)」養殖所を見学しました。と言っても、普通の民家の庭にあるのですが…。
どうして昆虫ツアーでこんな山奥まで来たのに、自然の虫じゃなくて養殖している虫なの?…と、内心不満だったのですが、その摩訶不思議な生き物「コノハムシ」を間近に見た途端、そんな不満も忘れて、釘づけになってしまいました。
本当に葉っぱそっくり。 まるで、袴を着ているような、袖の振りとゆっくりとした動き。見つかるまい!と頑張っている様子が健気です。
(写真下)卵は、おしろい花の種位の大きさで、黒っぽくて固く、星形をしています。
生まれたばかりのコノハムシはすでに、木の葉の形をしています。
緑色の葉に似たムシと、赤茶色で枯れ葉に似たムシがいます。見れば見るほど、葉っぱそのもので、葉脈や少し枯れたような様子まで酷似しています。
じっと見つめていると、必死に葉っぱに擬態している姿が、愛おしく感じてきました。
コノハムシは自然の状態で見つけるのは本当に難しいそうです。「ジャンブーバトー」とか言う種類のグァバの葉しか食べないそうです。なるほど、それで、養殖所で見学だったのかと納得。
大満足の後、さあ移動!という時、「一匹5万ルピア(約500円)でお売りします」と言うので、「高いなあ」と、かなり迷いました。結局、「こんな珍しい虫を飼うなんて、インドネシアにいるからこそ」と思い、緑色のメスと赤茶色のメスを一匹ずつ買いました。オスなしで、メスだけでも卵を産むんだそうです。
インドネシア昆虫採集ツアーについての詳しくは・・・ http://www48.tok2.com/home/iinsectc/
「マリオットホテルが爆発したって!テレビをつけて!」。夫がいきなり叫び、慌てて地元のニュースをつけました。
アメリカ系の高級ホテル、JWマリオットホテルとリッツ・カールトンで連続して自爆テロが起こりました。
この2つのホテルは、我が家から車で5分程度しかかからないところにあります。JWマリオットホテル2階の中華ビュッフェは、お気に入りのランチ場所で、よく週末に家族で食べに行っていました。
夫は「ここはねえ、じつは5、6年前に自爆テロがあったんだよ。でも最近はテロ組織もほぼ壊滅状態だし、もう大丈夫だろうけどねえ」と陽気に話していましたが、まさか再びテロが起きるとは夢にも思いませんでした…。
見慣れたホテルから、血まみれで運ばれる白人男性、白い布に全身包まれて運び出される人・・・。
今、自分のほんの近くの場所で実際に起きているんだと思っても、何だか信じられません。怖くて怖くて体が震え出したので、ネネとナナを自分の身体の側に寄せて、ニュースをじっと見ていました。
自宅前の道も、次々と救急車やパトカーがサイレンを鳴らしながら走り去っていきます。ジャカルタに住む友人からも「そこのアパート、ホテルに近いよね。大丈夫?」と心配してくれる電話がありました。
この日、長男ハル(8才)は通常通り、ジャカルタ日本人学校に朝6時5分に出発。長女ネネ(6才)はクラスに5名の発熱の欠席があった為に学級閉鎖でお休み。二女ナナ(3才)は夏休みに入っていて、自宅にいました。
子供3人全員を手元に置きたい気持ちが強まって「ハル、早く帰って来て欲しいな・・・」と、落ち着かない気持ちで過ごしたのですが、午後、スクールバスに先生が同乗して、いつも通り、無事に戻ってきました。
JWマリオットは2003年にホテル入口で車爆弾テロがあって以降、車止めをホテルの入口から少し離れた所につくって車が近寄れないようにしました。
さらに、ホテルに入るにも入念なバック・チェックを経て、渡り廊下を通らないといけないようになっており、他の高級モールや外資のホテル以上のセキュリティーだったと思います。それでも、狙われたら最後、防ぎようがないのです。
同じアパートに住む友人のお手伝いさんは、爆発の音を聞いたそうです。でも、外国人が住む高層アパートでは、エアコンをつけていることが多く、排気ガスで空気も悪いので、窓をほとんど開けません。そのため、こんなに爆発現場から近いアパートなのに、爆音が聞こえた人は余りいなかったようです。
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
忍者ブログ無料版は広告が入るようになりました(泣)
私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・