2012年1月からインドネシアから横浜に本帰国して暮らしています。パパ、小4のハル10歳、小2のネネ8歳、ナナ6歳の5人家族です。
04年から07年まで過ごしたケニア・ナイロビ生活、08年から11年末ジャカルタ生活。
ポレポレ&ティダ・アパアパに生活しています。
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不思議と残っている、長男ハル(小4)の英語の理解力に驚くと同時に、日本語の未熟さに随分と悩まされています。
4年前、日本に帰国後、私たち夫婦は深く悩みました。ケニアでは、3歳でインターナショナルスクールに通い始め、幼いながら本人は、必死に英語の世界で自分の居場所を探していました。スクールの園長先生の、「私達にお任せ下さい」との言葉を信じて、クラスに日本人はハル一人、私達はそっと見守る事しかできませんでした。本人の努力と先生方のサポート、クラスメイトのお陰で赴任の3年で親友も出来て、良い友人に恵まれたなと感謝しました。
治安は不安定なものの、優しいケニアの人々に恵まれ、家族全員が幸せだった生活に区切りをつけて、日本での新生活に希望を持って本帰国しました。
日本での生活は、ハル6才、ネネ4才、ナナ2才、皆まだ幼かったこともあり、また、ケニア生活もたった三年間だったしと、問題なく環境に馴染めるものと信じていました。ところが、ハルの友人関係がうまくいってないことに、帰国後半年経った小学1年生のころに気づきました。細かい状況は省きますが、痩せっぽっちの学校一小さいハルが、おでこから血が出るほど床に打ち付けて、行き詰ってもがいているのを見た時、帰国後薄々気になってはいた、彼の日本語の未熟さが重大な原因の一つなのだと思い至りました。
ハルの経験から、両親が日本人であっても、子供の言語力は同世代と共に学ぶ以外に、「生きた言葉」は学べないと感じました。大人からは一見問題のない日本語のようでも、子供同士では奇妙に感じる言葉遣いがあるようなのです。
ケニアでの3年の生活から日本での1年の生活を経て、現在インドネシアでは日本人学校に通っています。こちらで3年が経過しましたが、いまだに「ニュアンスのずれた日本語」を使っています。少々乱暴な話し言葉を使い始める小学四年生ですが、それとは違う、「ずれた日本語」を使ってコミュニケーションに支障をきたしているのです。 実は、四年生の一学期の通知表に「言葉遣いを改めたことで、友達関係が良くなってきました」とありました。担任の先生に相談したことはなかったのですが・・・正直、驚きました。先生って素晴らしい!
少しずつ日本語の微妙なニュアンスの違いを使いこなせるようになってきているようですが、相変わらず、作文などは二年生の妹よりひどい様です。全く内容が理解できない文章、混乱しているのがよく分かります。
ハルは小学1年生の一学期だけ日本にいましたが、同じくアメリカから帰国してきた同級生の女の子がプチ登校拒否になったと後に聞きました。また、知人の高学年のお子さんで、インターナショナルスクールから日本の学校に転校した際、クラスメイトに馴染めず、結局インターナショナルスクールに転校した例もあります。
もちろん個人差があるでしょうが、多くの帰国子女が「日本語のずれ」により仲間に馴染めないケースは、ますます多くなる一方だと思います。インターナショナルスクールから本帰国するのは恐怖とも言える不安があるはずです。また、日本人学校からであっても、本帰国後の不安がない訳ではありません。
親の都合で言葉や学校、生活スタイル全てが変更させられる子供達です。わが子の将来の幸せを願うのはもちろんですが、心の成長が非常に重要な幼児期・学童期の今の幸せも見つめ、慎重に最良の選択をしていかなければいけないなと身を持って感じています。
ぼんやりと考え事をする時、気づけば窓からの景色をじっと見つめています。いつでも満開のフランジバニの花が、思い悩むことを癒してくれます。
4年前、日本に帰国後、私たち夫婦は深く悩みました。ケニアでは、3歳でインターナショナルスクールに通い始め、幼いながら本人は、必死に英語の世界で自分の居場所を探していました。スクールの園長先生の、「私達にお任せ下さい」との言葉を信じて、クラスに日本人はハル一人、私達はそっと見守る事しかできませんでした。本人の努力と先生方のサポート、クラスメイトのお陰で赴任の3年で親友も出来て、良い友人に恵まれたなと感謝しました。
治安は不安定なものの、優しいケニアの人々に恵まれ、家族全員が幸せだった生活に区切りをつけて、日本での新生活に希望を持って本帰国しました。
日本での生活は、ハル6才、ネネ4才、ナナ2才、皆まだ幼かったこともあり、また、ケニア生活もたった三年間だったしと、問題なく環境に馴染めるものと信じていました。ところが、ハルの友人関係がうまくいってないことに、帰国後半年経った小学1年生のころに気づきました。細かい状況は省きますが、痩せっぽっちの学校一小さいハルが、おでこから血が出るほど床に打ち付けて、行き詰ってもがいているのを見た時、帰国後薄々気になってはいた、彼の日本語の未熟さが重大な原因の一つなのだと思い至りました。
ハルの経験から、両親が日本人であっても、子供の言語力は同世代と共に学ぶ以外に、「生きた言葉」は学べないと感じました。大人からは一見問題のない日本語のようでも、子供同士では奇妙に感じる言葉遣いがあるようなのです。
ケニアでの3年の生活から日本での1年の生活を経て、現在インドネシアでは日本人学校に通っています。こちらで3年が経過しましたが、いまだに「ニュアンスのずれた日本語」を使っています。少々乱暴な話し言葉を使い始める小学四年生ですが、それとは違う、「ずれた日本語」を使ってコミュニケーションに支障をきたしているのです。 実は、四年生の一学期の通知表に「言葉遣いを改めたことで、友達関係が良くなってきました」とありました。担任の先生に相談したことはなかったのですが・・・正直、驚きました。先生って素晴らしい!
少しずつ日本語の微妙なニュアンスの違いを使いこなせるようになってきているようですが、相変わらず、作文などは二年生の妹よりひどい様です。全く内容が理解できない文章、混乱しているのがよく分かります。
ハルは小学1年生の一学期だけ日本にいましたが、同じくアメリカから帰国してきた同級生の女の子がプチ登校拒否になったと後に聞きました。また、知人の高学年のお子さんで、インターナショナルスクールから日本の学校に転校した際、クラスメイトに馴染めず、結局インターナショナルスクールに転校した例もあります。
もちろん個人差があるでしょうが、多くの帰国子女が「日本語のずれ」により仲間に馴染めないケースは、ますます多くなる一方だと思います。インターナショナルスクールから本帰国するのは恐怖とも言える不安があるはずです。また、日本人学校からであっても、本帰国後の不安がない訳ではありません。
親の都合で言葉や学校、生活スタイル全てが変更させられる子供達です。わが子の将来の幸せを願うのはもちろんですが、心の成長が非常に重要な幼児期・学童期の今の幸せも見つめ、慎重に最良の選択をしていかなければいけないなと身を持って感じています。
ぼんやりと考え事をする時、気づけば窓からの景色をじっと見つめています。いつでも満開のフランジバニの花が、思い悩むことを癒してくれます。
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子供それぞれ
そうなんだ、ハルちゃん。英語のほうがラクだったのかね?ケニアにいたころも。
ひまりの場合は、英語よりも日本語のほうがずっとラクだったようで、ハルちゃんの倍以上インター生活を送っていたけど、頭の中は日本語>英語だったみたい。 だから、日本の幼稚園に数ヶ月入れたときも、普通に馴染んでいて、先生も驚いたんだよねぇ。今はどうなんだろう?今度先生に聞いてみよー。親から見たかんじは、すっかり馴染んでいて、英語も混ぜた話さなくなったし、3年生で日本人学校に戻すのは、余裕だったなー、もう1年遅くてもいけたかもwと思っています。きっとそれぞれの子供によってちがうんだろうね。勉強になります。ひまりが大丈夫だったからといって、みらいも同じように出来るかどうかはわからないってことだもんね。
ひまりの場合は、英語よりも日本語のほうがずっとラクだったようで、ハルちゃんの倍以上インター生活を送っていたけど、頭の中は日本語>英語だったみたい。 だから、日本の幼稚園に数ヶ月入れたときも、普通に馴染んでいて、先生も驚いたんだよねぇ。今はどうなんだろう?今度先生に聞いてみよー。親から見たかんじは、すっかり馴染んでいて、英語も混ぜた話さなくなったし、3年生で日本人学校に戻すのは、余裕だったなー、もう1年遅くてもいけたかもwと思っています。きっとそれぞれの子供によってちがうんだろうね。勉強になります。ひまりが大丈夫だったからといって、みらいも同じように出来るかどうかはわからないってことだもんね。
>monchackさん そうだね!
確かに子供それぞれだよね。
もちろんハルも日本語の方が全然楽ちんだったし、今も英語なんて話さないよ。^^v
でも、日本で同世代ときちんと日本語を身に付けた子供にとっては、ハルが話す日本語は違和感感じるものだったようなの。言葉足らずな上に特に語尾がきつくなってたな・・・。
あの頃、本人は気持ちよく日本語で話せて、嬉しさいっぱいだったのに、お友達とは衝突してナゼ?って思ってたかも。大人から見てニュアンスが違う気がしました。
一方でネネは全然心配なしって感じです(笑)それぞれですね。
もちろんハルも日本語の方が全然楽ちんだったし、今も英語なんて話さないよ。^^v
でも、日本で同世代ときちんと日本語を身に付けた子供にとっては、ハルが話す日本語は違和感感じるものだったようなの。言葉足らずな上に特に語尾がきつくなってたな・・・。
あの頃、本人は気持ちよく日本語で話せて、嬉しさいっぱいだったのに、お友達とは衝突してナゼ?って思ってたかも。大人から見てニュアンスが違う気がしました。
一方でネネは全然心配なしって感じです(笑)それぞれですね。
>hanahanaさん
hanamamaさんありがとうございます。
自分では気づかない、言葉のきつさが、たとえ小学一年生でも敏感に伝わって、お友達を遠ざけていたようです。大きくなった今は説明することで、分かってくれています。英語の方が得意ってことは全然なくて、日本語の方が楽だったのには間違いないので、ただ、子供同士がしっくりくる日本語ではなかったという感じだったようです。この経験で人の気持ちが分かるようになってくれるといいです・・・。
妹さんがジャカルタにお住まいなんですね。今の時期、雨季に向かって朝晩は涼しくて過ごしやすいです。フランジバニの花も一年中綺麗ですよ。
自分では気づかない、言葉のきつさが、たとえ小学一年生でも敏感に伝わって、お友達を遠ざけていたようです。大きくなった今は説明することで、分かってくれています。英語の方が得意ってことは全然なくて、日本語の方が楽だったのには間違いないので、ただ、子供同士がしっくりくる日本語ではなかったという感じだったようです。この経験で人の気持ちが分かるようになってくれるといいです・・・。
妹さんがジャカルタにお住まいなんですね。今の時期、雨季に向かって朝晩は涼しくて過ごしやすいです。フランジバニの花も一年中綺麗ですよ。
無題
うぅ~ん その悩みとてもよく分かる!
ウチの子も日本語の方がラクだけど、やはり日本に住む普通の幼稚園児に比べ語彙力が少ないし、使い方もおかしくて
「どうしたもんかな~・・・」と思うことがあるもん。
このままいれば、現地の日本人学校に入学だから、そういう言葉の使い方の少しおかしい子(言葉が悪くてゴメン)は
多くいるから、それほど大変ではないだろうけど、入学までに本帰国になったら、昔話も童謡も君が代も知らない我が子は
浮いた存在になるんだろうな~・・・ と思ったりするよ。
若いうちはそんな環境を呪ったりするだろうけど、大人になった私たちから見ると、小さいころから人種も国籍も
関係なく、誰とでも接することができる今の環境はうらやましいんだけどね。
どうしようもないことだけど、難しいよね~・・・。
ウチの子も日本語の方がラクだけど、やはり日本に住む普通の幼稚園児に比べ語彙力が少ないし、使い方もおかしくて
「どうしたもんかな~・・・」と思うことがあるもん。
このままいれば、現地の日本人学校に入学だから、そういう言葉の使い方の少しおかしい子(言葉が悪くてゴメン)は
多くいるから、それほど大変ではないだろうけど、入学までに本帰国になったら、昔話も童謡も君が代も知らない我が子は
浮いた存在になるんだろうな~・・・ と思ったりするよ。
若いうちはそんな環境を呪ったりするだろうけど、大人になった私たちから見ると、小さいころから人種も国籍も
関係なく、誰とでも接することができる今の環境はうらやましいんだけどね。
どうしようもないことだけど、難しいよね~・・・。
無題
なるほどねー、なんかあの頃を思い出してジーンとするよ。
日本語のニュアンスって難しいけど、たまにそれに助けられてるのも事実なんだよね。
お友達との会話や自然と耳に入る言葉で身につくものもあるし、なかなかそれを個性と受け止めるだけの度量は今の小学生にはないかもね。
言葉で解決できるケンカもあれば、解決できないケンカもあるし、怜音も友達付き合いって大変を実習中です。
日本語のニュアンスって難しいけど、たまにそれに助けられてるのも事実なんだよね。
お友達との会話や自然と耳に入る言葉で身につくものもあるし、なかなかそれを個性と受け止めるだけの度量は今の小学生にはないかもね。
言葉で解決できるケンカもあれば、解決できないケンカもあるし、怜音も友達付き合いって大変を実習中です。
>306の小娘さん(ioi)
分かってもらえて、嬉しいよ!ちょっとした言葉の間違いで、気分を害したり。子供の間では面倒臭いなって思ったら、相手にしなかったり。見た目が日本人でも色んな子供がいることを、学校でもよく教えてくれるといいのだけど、まだ大人でさえ理解してもらえていない状況です。
国際的な感覚は実践で身に付いて、そう言ったいい面もありますね・・・。ウーム
国際的な感覚は実践で身に付いて、そう言ったいい面もありますね・・・。ウーム
>かずみちゃん
日本語の微妙なニュアンスに助けられるシーンってあるー!大人も言葉には気を付けないといけないね。
周囲の子供達に理解を求めるのは中々に難しいことです。自身が受止めるだけの覚悟と対策に向き合わないといけないと思ってます。子供同士、遊んでいっぱいケンカもして、お付合いを学んで。親は見守るばかり。胸を痛めたり、はらはらしたり・・・。
そうだ怜音ちゃん、ハルネネナナと年始に遊んでね。
周囲の子供達に理解を求めるのは中々に難しいことです。自身が受止めるだけの覚悟と対策に向き合わないといけないと思ってます。子供同士、遊んでいっぱいケンカもして、お付合いを学んで。親は見守るばかり。胸を痛めたり、はらはらしたり・・・。
そうだ怜音ちゃん、ハルネネナナと年始に遊んでね。
無題
それ、ウチも少しわかるー。あゆは3歳~香港、ジャカルタで小1に日本に帰ってきたけど、ハルくんのようにどっぷり英語につかっていたわけでもなく殆ど日本語onlyで育ってるのに国語かなり弱いもん。。。特に読解力がないなーとは思ってたんだけど、つい最近になって、あゆ自身も気づいたらしく、「あゆなー、みんなが普通に知ってる言葉で知らん言葉いっぱいあるねん。」って言ってました。海外組の宿命なのかしら。。。小4からは北京だし、またどうなることやら。。。
>のりさん
来春から北京なのね。もう出発してたと思ってました。では今、準備中!お疲れさま。
いえいえ、ハルは幼稚園の三年間だけだから英語につま先浸したぐらい?(笑)漬かってはいないです。
5歳までが言語能力、コミュニケーション能力の発達に重要な時期なんだそうです。あゆちゃんも香港~ジャカルタで過ごした間がその時期だよね。
担任の先生も「日本人学校には比較的多くそのようなお子さんがいらっしゃいます。根気強く一つ一つ直してあげていってください」と面談の時に仰ってました。
地道に頑張るのみなのね・・・。本好きだけど、話し言葉は学べないもんね(泣)
いえいえ、ハルは幼稚園の三年間だけだから英語につま先浸したぐらい?(笑)漬かってはいないです。
5歳までが言語能力、コミュニケーション能力の発達に重要な時期なんだそうです。あゆちゃんも香港~ジャカルタで過ごした間がその時期だよね。
担任の先生も「日本人学校には比較的多くそのようなお子さんがいらっしゃいます。根気強く一つ一つ直してあげていってください」と面談の時に仰ってました。
地道に頑張るのみなのね・・・。本好きだけど、話し言葉は学べないもんね(泣)
ぷろふぃーる
HN:
ふっちんち
性別:
女性
自己紹介:
☆ 2012年1月3日 ☆
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
忍者ブログ無料版は広告が入るようになりました(泣)
私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
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私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
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