2012年1月からインドネシアから横浜に本帰国して暮らしています。パパ、小4のハル10歳、小2のネネ8歳、ナナ6歳の5人家族です。
04年から07年まで過ごしたケニア・ナイロビ生活、08年から11年末ジャカルタ生活。
ポレポレ&ティダ・アパアパに生活しています。
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サイザルの工場 「パンガニ」では、籠を編むママ達と、革の取っ手などの小物を作る職人さんが地べたに座って、のんびりと作業をしています。
その中でたった1台の日本製の工業用「SINGER ミシン」をあやつる男性(写真)がいました。 革部分を縫うのは、彼の仕事なのです。
もともと、裁縫に興味のある私は「そのミシンはどこ製なの?」と尋ねると、よくぞ聞いてくれました!とばかり「これは日本製で、ものすごく高価なんだ。 車一台買えるほどだよ」と自慢気に答えました。
よく使い込まれていて、ものすごく古そう…。でも本当に高価なんだろうな、とすぐに分かる優れものミシンでした。厚手の革も一気に縫っていました。
ところが彼はその後、悲しそうに続けました。
「このミシンの『釜』のスペアがもう無くてね。 もし、最後のこの釜が壊れたら、もう仕事ができないんだよ。代わりが入手できるかどうか分からないし、もし見つかってもケニアではものすごく高額なんだよ…」
釜というのは、下糸のボビンを入れるところです。
これまでに壊れた釜は5つに上っているそうで、隣にいたリーダーらしき老人も深刻な表情で、熱心に相づちを打っていました。
たぶん、私が日本人なので、こういう窮状を訴えたのでしょう。
ケニアで走る車の8割以上は日本製の中古車と言われます。 それで車が故障した際、車の部品(パーツ)を手に入れることが大変なんだという話はよく聞くのですが、まさか、ミシンの世界でも同じことが起きているとは知りませんでした。
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ケニアのお土産ものの代表として知られる「サイザルバック」。 きれいな色に染められた麻ヒモで丁寧に編み上げられたカラフルなバックです。
今日はサイザルバックを購入しようと、ナイロビ市内の製造元の工場「パンガニ」に行ってきました。市内のショップで買うよりも、直接、工場へ行って買う方が安いのです。およそ半額ぐらいです。
コンクリート打ちっ放しの建物で、薄暗い部屋の中には、サイザルの籠がところ狭しと積み上げられています。 その山を崩さないように注意深く、気に入った籠を引き抜いて、その場で、好みの革製の取っ手とファスナーなどを付けてもらいます。
小さな物は300シル(540円)、大きなバックで600シル(日本円で1080円位)です。こちらの暮らしからすると、値段はかなり高い気がしますが、日本で輸入物を買えば、絶句するほど高いので、「高い、高い」とぼやきながら、ときどき買っております。
ただ、工場のある場所が治安の良くない地域なので、いつも1人では行かないように心掛けています。 ちなみに、工場の人たちはみんな親切です。 とくに日本人はお得意さまなので(笑)。
ナイロビ一美味しいと評判の高級シーフードレストラン 「TAMARIND」です。 カニや伊勢エビ料理などが中心で、東部・沿岸部の観光都市モンバサに本店があります。
この日、いつもお世話になりっぱなしのN野さんがご馳走してくださると仰るので、「わーい」と、ちょっとおめかしして夫と一緒に出掛けました。
鉄格子で頑丈に警備された入り口には警備員が一人見張っています。 でも私たち外国人が近づくと、フレンドリーな様子で、すぐ開けてくれます。
メニューは豪華な海鮮料理で、大きなカニや伊勢エビを蒸したものを、さっぱりしたソースで頂きました。ほかにもインド洋でとれた新鮮な魚介類を楽しめます!
ワサビ醤油に漬けられたマグロのお刺身も、ワサビのさわやかな辛みが効いていて、イケました。
素材は全て厳選されたもので、伊勢エビも身が柔らかいベビーものなので、「思わず、お~い~し~い~」と声を上げたくなりました。
おなか一杯になっても、デザートはどうしても頼みたいもの。 写真はメレンゲをアイスクリームでサンドしたものです。大きなお皿に、それぞれ違ったメッセージがチョコレートで書かれていました。
「A joyful heart is a good medicine...」 粋な心遣いに、ホッと癒やされました。
子供はご遠慮下さい、というレストランです。 ナイロビで一番高いという評判もありますので、ご注意ください。ランチに行くのが気軽でいいかもしれません。
ナイロビは人口約260-270万人の「アフリカの大都会」です。 市中心部はビジネス街で、高層ビルが建ち並んでいます。 その中に、一際目立って高いビルが「カンファランスセンター」です(写真左)。
1973年に建てられ、相当に古いのですが、特徴的なデザインでケニアの紙幣にもデザインされています。そのたたずまいは、ナイロビ市内の象徴的な存在です。
これまで3年間、いつも「あそこに上りたいなあ」と見上げていたカンファランスセンターについに上ってきました。意を決して!
ビルの入り口では、空港のような持ち物検査がありました。 ビル内のオフィス関係者でない人は1階の受付で入場料を払わないといけませんでした。 ちなみに、大人1人100シル、子供は半額でした。
ビルのエレベーターは意外なほど速かったのですが、かなりボロかったです。 屋上にはヘリコプターの発着場もありました。 屋上からは、市内の景色が360度、一望に見渡せます!
広々と緑の原っぱが広がるナイロビ国立公園、遠くンゴング・ヒルズの山並み、鉄道駅、ナイロビ市内のビジネス街、などなど、本当に素晴らしい眺めでした。
ここには昔、レストランがあったのですが、今は廃業しているそうで、もったいないなあ、と思いました。
これまで3年間、排気ガスをもうもうと出すポンコツ車が渋滞する道路をいそがしく行き来する日々でしたが、同センターの屋上から眺めますと、「野生の動物がいるサバンナと近代的なビジネス街」が混在する、その不思議なナイロビの風景に改めて驚かされました。
ナイロビを訪れた際には、ぜひ一度上ってみてください。
ケニアで、布好きな私が一目ぼれした「カンガ」です。120cm×160cmの大きさのコットン布で、枠組みされたデザインでまるで1枚の絵画のようです。
カンガ1枚1枚にはスワヒリ語でいろんなメッセージが書かれています。 例えば「親を悲しませないように」「神はあなたの側にいる」とか、「仲良くしましょう」「許して欲しい」など意味深なメッセージもあり、夫婦や恋人同士で言葉にできないメッセージをカンガで相手に伝えるなんていう憎い使い方もあるそうです。まるで源氏物語の世界ですね(笑)。
柄はすべて個性的で、色も鮮やかです。気に入った色柄があったら即購入しないと、もう二度と出会えないと言えるほど、種類は無限大です。
このカンガ、同じ柄が2枚つながった形で売られています。 ケニア・モンバサ製ですと、ダブル(2枚組)で約350シル(日本円で500円位)で買えます。1枚でも購入可能です。
ちなみに、タンザニア製もありまして、これは少しキメが荒いのですが、柔らかいのが特徴です。値段はダブルで500シル位からあります。
通常、ダブルで買います。一枚は頭に巻き、一枚は腰巻などにして、お揃いでおしゃれを楽しむそうです。 ケニアのママ達は赤ちゃんを背負ったり、お野菜を背負ったりする時にもカンガで上手にくるんで、フル活用しています。
写真左は、カンガで作った洋服を売っているお薦めショップ「COO ROO」です。 米国でデザインなどを勉強したというエチオピア人女性がデザイン・縫製をしており、個性的なデザインゆえ、ナイロビ市内の日本人奥さん達に今とても人気があります。
ただ、値段が非常に高くて、ワンピースで3000シル(日本円で5000円位)から、と言った感じです。 それでも、洋裁を専攻した私が厳しくチェックしましても、デザイン・縫製ともに、とても質の高い品物が揃っています。
残念ながら、商品は写真で紹介できません。 「作品をコピーされたくないので」という理由で写真撮影は断られました。
写真右は、子供たちが通う幼稚園の文化祭のとき、ドレスコード「ケニアン(ケニア人)」の指定があったので、カンガを身にまとって出掛けた時のものです。 長男ハルはマサイ族風に肩で結んで、長女ネネにカンガをプリーツスカートの様に折り畳み、サスペンダーで留めて着せてみました。
ケニアでおいしいのは、意外にも、インド料理です。 「本場インドよりもおいしい」という声すら一部であります。 ケニアには多くのインド系住民やパキスタン系住民が住んでいるため、インド料理レストランが結構あります。 彼らはビジネスにたけていて、みんな裕福だと言われます。
インド系ケニア人には「いい人」がいないとまで断言する友人もいますが、我が家の子供たちが通う幼稚園のインド系のお母さん達はみんなとても親切です。 英語が苦手な私も、面倒くさがらずによく食事に誘ってくれますし、手作りのCHEVDAをプレゼントしてくれたりと細かく気に掛けてくれます。 「あなたが日本に帰ってからも、連絡取り合いましょうね」と優しく言ってくれています。
夫によると、彼らは英国の旧植民地時代、鉄道建設でケニアに連れてこられた人々の子孫だとか言われているそうで、ケニアでは「インディアン」や「エイジアン(Asian)」と呼ばれています。
ちなみに我が家も日本人なので「エイジアン」だと思うのですが、我々は「ムズング」と呼ばれます。ムズングはスワヒリ語で「白人、外国人」の意味です。
ナイロビでお薦めのインド料理店は、ナイロビ・ウエストランズにあるレストラン「アンゲッティ」です。辛いのが好きな人も、辛いのが苦手な人も、大丈夫です。 近くに日本料理レストラン「東京」もあります。こちらも韓国人オーナーの方が親切で、味もなかなかおいしいです。
ちなみに、地元の人々の話だと、最近、ナイロビのビジネスで、エイジアンはソマリア人に押され気味らしいです。 夫によると、ソマリア人は「天性の商売人」で、国が15年以上も崩壊して無政府状態にもかかわらず、現地では商売が非常に盛んらしいのです。 そのたくましさはちょっと想像できませんね。
毎週金曜日 ナイロビ市内のショッピングセンター「ヴィレッジマーケット」内で「マサイ・マーケット」が開かれます。先日もちょっと、のぞいてきました。
もともとマサイ族がいろんな民芸品を売っていたマーケットが発展したそうで、ここでは外国人向けに、様々なケニアの民芸品が勢ぞろいしています。ケニア以外の国のものまであります。
たとえば、布物では、キテンゲ、キコイ、カンガ、マサイ布など。 サイザル(麻)製のバック、籠、マサイ族のビーズの小物、ソープストーンの工芸品などもあれば、ダチョウの卵、マサイ族のヤリや盾なども並んでいます。 しかし、このヤリは誰が使うんでしょうか(苦笑)。
また、お面などアフリカン・アート類も、アフリカ各地の物が結構売られています。 やはり西アフリカのものが独特で面白いものが多いです。
ちなみに、ネットで調べます限り、これらは日本で買えば、かなり高いみたいです。 外国人が集まるナイロビでは「まあまあ」の値段で買えます。 本当の現地で買えば、すごく安く買えるそうです。
写真左はケニアのママを形取った布のお人形で、私のお気に入りです。ケニアの伝統的な布「キテンゲ」や「マサイ布」で作った民芸衣装を着て、背中に小さな赤ちゃんを背負っています。
写真右は、西アフリカの青銅製アートです。男女対になっており、ユニークな顔が可愛らしかったので、値段を聞いたところ、なんと、1体が7000シル(日本円で12000円位)! これじゃあケニアのお手伝いさんらの一般的な1カ月の給料並みです。 それで値段交渉してみます。
「1体1000シルでどう?」「それじゃあ仕入れ価格以下だよ」「2体買うから、3000シルにして」「んー、ラストプライスで5000シルだ、持っていけー」と、言った具合で、延々と値段交渉が続きます。 アっという間に半額以下になります。でも、ラストプライスでも、まだ全然、高すぎます。
ムズング(白人、外国人)を見ると、観光客だと思い、とんでもない金額を吹っかけてきます。 我が家の運転手モリスによりますと、ケニアでは最初から値段交渉を前提にして値段設定しているとか。 だから、ひるまずに、半額以下、3分の1以下とかの値段を思い切って言ってみることです。
夫はいつも「相手が言う値段は全く無視して、自分が買ってもいいかな、という値段を言ってみる」と話しています。 最初から7分の1とか10分の1とかの値段を平気で言ってみて、相手を苦笑いさせたり怒らせたりしています。
アフリカ各地を出張してはアフリカン・アートを買ってくる趣味の夫によると、 「また後で来るから」「2体買ったら、いくら」とか交渉テクはいろいろあるそうです。
ちなみに、マサイマーケットは毎週火曜日は市中心部で開かれ、日曜日は別のショッピングセンター「yayaセンター」で開かれています。市中心部のマサイマーケットは、すりなど泥棒に注意する必要があると言われています。
お誕生会の締めくくりは、バースデーケーキのカットです。
長男ハルは今年、海賊船の形のケーキを作って、というので、写真左のようなケーキにしました。映画パイレーツ・オブ・カリビアンの影響です。 長女ネネにはウサギの形のケーキを作りました。
ちなみに、ハルには去年、ロケットの形のケーキ、おととしはウルトラマンの形でした。
でも、せっかく作った力作ケーキなのに、子供たちは、わ~っと寄ってきて、バースデーソングを歌って、キャンドルを消した後、あっさりと、また遊びに行きました。
子供の大好きなはずのケーキなのに、なぜか、余り食べたがりません。
原因はケニアのおいしくないケーキにあります。 ナイロビ市内では大抵、パン屋さんでバースデー・ケーキをオーダーします。 色とりどりのケーキがありますが、例えば今、女の子に大人気なのが「バービー人形のケーキ」です。 ピンク色のケーキはドレスの形で、足がないバービー人形が上から突き刺してあるものです。
見た目はかわいらしいのですが、味はパサパサして、全く美味しくありません。せっかく、いいアイデアなのに、本当に残念です。
見た目はいいけど、おいしくないケーキに子供たちはウンザリしているみたいです。子供は本当に正直です。
結局、ママ力作のケーキは、子供たちに同伴してきたケニア人のお手伝いさん達がほとんど食べてしまいました(苦笑)。
長男ハル6歳と長女ネネ4歳のバースデーパーティーをしました。 ケニアに来て、もう3度目のパーティーになります。
ケニアでは、パーティーイベント会社がたくさんあります。 値段は割合高いのですが、インターナショナル幼稚園に通っている子供たちのお誕生会は、派手なパーティーをすることが多くて、大体、これらのイベント会社に「出張」を依頼します。
我が家も子供たちにせがまれ、毎年、当地の標準的な誕生パーティーを開かざるを得ない状況です。 今年もイベント会社に電話し、ジャンピングキャッスル、マジックショー、フェイスペインティング、スタッフによるゲームをお願いしました。 出張に来たスタッフは5人で、予算は15,000シリング(日本円で23,000円位)でした。 ふぅ…
こんな大げさなお誕生会を開くなんて贅沢…と、日本で生まれ育った私には最初、抵抗感もありました。 初めのうちは、招かれるのも開くのも正直、気後れしたものでした。
英語の問題もありました。 お母さん方が早口でしゃべる英語がよく分からなくて、ただただ緊張して冷や汗をかいてニコニコ笑っていました。 ところが、段々と相手と仲良くなるにつれて、会話が苦にならなくなってきました。 英語に少しは慣れてきたこともあるかもしれませんし、気心も知れて、自分のヘタな英語で話しても気にならなくなったこともあるかもしれません。
たびたびパーティーに参加しているうちに、お母さん達とも知り合いになれて、今では本当に良かったと思っています。 幼稚園以外の場でいろいろと話すことで、相手の違った一面が見られて、いっそう仲良くなれましたし。
お誕生パーティーは毎回、かなり盛り上がります。 ケニア人、インド系ケニア人、オーストリア人、ドイツ人、韓国人、スペイン人、ベネズエラ人などなど本当に世界各地の子供たちが入り交じって、楽しそうに遊んで笑っています。 見ていると、国籍や肌の色ではなく、「気の合う性格、合わない性格」で、お友達もできているようです。
長男のハルはみんなからプレゼントをもらって、満面の笑み。 1年で最も嬉しい日です。 また、お誕生会に来てくれたお友達も必ず、帰る時に「パーティーバッグ」と呼ばれる、ちょっとしたお土産をお返しにもらいます。 これには、キャンディーや、小さなおもちゃなどが入っていて、「今日は来てくれてありがとう」と言う気持ちで配るのですが、子供たちはこれも「お楽しみ」なのです。
今回、長男のハルにはお誕生会ーの最後、このパーティーバッグを自分でお友達に渡すようにさせました。 去年までは遊びに夢中で、ゲストをそっちのけだったのですが、今年は「Thank you for coming to my birthday party」とか言いながら、ちゃんと1人1人に手渡して感謝の気持ちを伝えていました。少し大人になったようです。
一方、長女のネネは、自分もこのパーティーバッグを欲しがって、ねだる始末でした。まだ、よく意味がわかってないようでした(笑)。
お菓子好きの私ですが、世の中にはいろいろおいしいお菓子があるなあ、と思います。いまハマっていますのが、インド系ケニア人が当地で好んで食べるおやつ「CHEVDA」です。 一度食べると、病みつきになります!
くずれたポテトチップスやライスパフ、カシューナッツ、ピーナッツ、ひよこ豆にカレーの葉がミックスされています。 味は薄いカレー味でスパイシーなので、油っぽさも余り気にならず、どんどんいけて、「やめられない止まらない」美味しさです。
最近、「CHEVDA」にはまり過ぎて、食事の合間に、ついたくさん食べてしまい、肝心の食事の時には胸がいっぱいになって、食べられないときもあるほど。
CHEVDAを入れている透明なガラス瓶の中にスプーンをつっこみ、バリバリ食べ続ける私を横目に、夫は「ちょっと異常じゃない…なんか怖い」とつぶやいていました。
写真のピンクのラインはなんだと思われますか? ナイロビ市内から車で西へ2ー3時間走りますと、有名なナクル湖が見えてきます。 その湖岸には、桜の花びらを一面に散らしたような、可愛らしいピンク色のラインが色鮮やかに見えてきます。
これはフラミンゴの大群なのです。
間近に見ると、とっても幻想的です。 「地球上に、こんな景色が自然界に存在するなんて…」と、思わず見とれてしまいます。
フラミンゴの大群も美しいですが、その一部に、遠慮がちに小さなグループを作っているペリカンの集団もあり、そのペリカンたちのユニークな様子もまた可愛らしいです。
ここは国立公園になっており、サファリができます。フラミンゴのほか、サイの親子なども間近に見られて、ナイロビから近い割にお得なサファリでした。
おそるおそる車を降りて、湖岸のフラミンゴにゆっくり近づきますと、フラミンゴの群れは歩調を合わせるように少しずつ遠ざかりました(笑)。
写真左は4歳の長女ネネです。 両手を精一杯に伸ばして、全身で大自然を感じているのでしょうか? この素晴らしい景色が彼女の記憶のどこかに残って欲しいなあ、と願っています。
毎日、夕方の5時ごろ、警備会社の「犬専用カー」がやってきます。 写真左のように、小型トラックの荷台が個室に分けられ、各部屋に大きなシェパードが1匹ずつ入っています。この御犬様たちが私たちが住んでいるコンパウンド敷地内を夜通し、警備してくれる「守り神」です。
不思議なことに、一般のケニア人は犬が大嫌いです。 すごく小さな犬に対しても、体格の良い大人たちが相当にビビって、決して近寄らないほどです。
ケニア人の知人らに理由を聞くと、「犬は噛む」とか弁解するのですが、ライオンやヒョウ、チーターなどがたくさんいる「野生の王国」ケニアの国民にはとても思えません(笑)。 犬を飼う習慣があまりないのも影響しているのかもしれませんけれど…。
それにしても最近、よくナイロビ市内の犯罪の話を耳にします。その幾つかをご紹介します。
(ケース1) ある日の夕方、窓を半分開けて走っていた車の男性が、路上で音楽カセットやCDを売っていた若者に「それは偽物じゃないのか?」と尋ねたそうです。
その物売りの男は「それなら、これも偽物だと思うか? ドアを開けろ」と、いきなりピストルを突きつけてきたそうです。 その場にいた他の物売りの男らも加わって、数人でその車ごとカージャックしました。
夜中まであちこち乗り回した揚げ句に、最後は人気の無いところまで運転させて、車の持ち主を置き去りにし、金品と車を奪って逃げたそうです。
こういうカージャックは本当によくあります。 車の持ち主が怪我しなかっただけ幸いでした。
(ケース2)、若い女性らが乗っている車を狙った卑劣な事件も続いています。 半分開けた車の窓に、男らが近寄ってきて突然、塩酸か硫酸の液体を顔めがけて投げ入れるそうです。 被害者の中には、結婚を間近に控えていた女性もいて、両目を失明した彼女は今も、集中治療室(ICU)にいるそうです。
彼女はこの日、いつも使う道と違うルートを通っていたそうなので、犯人は無差別にやっているらしいとか言われています。 少し異常な行為で、日本の犯罪っぽい感じもします。
また、身代金目的の子供誘拐、強盗、ひったくり、などの話もよく耳にするようになりました。
ケニア人の知人らは、ナイロビで犯罪が多い理由として、必ず「貧困のせいだ」と言うのですが、本当にそうなのか、よく分かりません。
夫はよく、ケニアはアフリカの中でもかなり恵まれた国の1つだと言います。「独立後、一度も内戦がないし、クーデターも未遂が一回だけ。 他にも、もっと貧しい国がたくさんあるけれど、こんなに治安は悪くないんだよねえ」とか言って首をかしげています。
それでも、日本とは違って、のんびりケニア生活に慣れてくると、しだいに緊張感が薄れてきます。自分の身か、ごく親しい友人の身に実際に何か起きるまで、なかなか本当には危険を感じ得ないものなのかもしれません。
近頃、我が家も、ベッドルームの鍵をかけずに寝ることもしばしば。ここら辺で、初心に戻って、気を引き締めなくては…と思う今日この頃です。
「きれーい!」と思わず口に出してしまうほど、ケニアのコーヒー園の光景は美しいものがあります。白い雲が輝く青空の下、背の低い緑の木々が整然と並んでいます。
写真は、長男ハルのお友達の家に行く途中に横切ったナイロビ市内のコーヒー園です。 今の時期、まだコーヒーの実が熟しておらず、緑色で小粒でしたが、収穫の時期になると、可愛らしい赤い実になります。
地元の人に聞くと、熟した赤い実はフルーツのようにジューシーで甘く、そのまま食べることもできるとか。
ケニア産コーヒーは世界的に人気が高くて、最近では日本のデパートでも高価で売られてるそうです。
でも、不思議なことに、ケニア人は大抵、コーヒーよりも紅茶の方が好きです。 ケニアでは元英国植民地だった関係からか、紅茶を生産する茶畑もたくさんあって、生産量も世界で2番目ぐらいだそうです。
知人のケニア人らは「ケニアといえば、紅茶だよね」 とか 「Any Time, tea time(いつだって、お茶の時間)」とか、よく言います。
とくに後者の方は、どうも昔、地元のテレビかラジオで流していたCMの台詞だったとかで、仕事をサボってお茶を飲むときの口実になっています(笑)。
コーヒーは、エチオピアが原産だそうです。 エチオピアでは、日本の茶道のように、コーヒーを飲む作法まであります。 でも、アフリカの各地に出張している自称「コーヒー通(つう)」の夫は「何と言っても、ブルンジ・コーヒーが一番。あの濃厚な香り、コクのある濃い味わいは、ブルンジコーヒーならでは」と言います。
「ブルンジって、どこ?」ってほど、日本では存在感のない国ですが、80万人もの大虐殺で知られるルワンダの隣国です。 ルワンダと民族構成や国の規模などがよく似た国なので、両国は「双子国家」とも呼ばれているそうです。
4月28日は、長男ハルの6歳の誕生日でした。 誕生日といえば、バースデーケーキ! 「ママが作ってくれるんだよね」と朝、うれしそうに確認するハル。 いつの間にか誤魔化しがきかない年頃になっており、仕方なく、せっせと、ささやかなケーキを作ることになりました。
ナイロビの店などで売っているケーキは正直、おいしくありません。 スポンジのキメが荒く、ゴワゴワした食感で、クリームも洗練された味わいがありません。 しかも、食べきれないくらいサイズも大きいので、甘い物が大好きな子供たちも毎回、ほとんど残してしまいます。
おいしくない最大の原因は、ケニアの小麦粉です。 精製が極端に悪いので、ふんわりとしたスポンジを作るのが無理なのです。 そして、英国の旧植民地だったことを理由に挙げる人も結構います。 味音痴で有名な英国人が「マスター」だったので、西洋料理について味覚が育たなかったのだろう、と。
アフリカ各地を出張している夫も「アフリカでも旧フランス植民地の国々はどこに行っても、食べ物がおいしいよ。特にパンは絶品」と言います。悲しいことに、ケニアではケーキだけでなく、日々食べるパンもおいしくないのです。
というような事情なので、日本に住んでいた頃は手作りケーキなんて作らなかった私の自家製ケーキでも、美味しく思えるみたいで、好評なのです(笑)。
ちなみに今日作ったケーキは、夫が出張先のドバイで1月に買ってきた「日本の薄力粉」を使いました。 ケニアでは手に入らない貴重品なので、子供の誕生日など大切な時にしか使えません。
ぷろふぃーる
HN:
ふっちんち
性別:
女性
自己紹介:
☆ 2012年1月3日 ☆
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
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私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
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