2012年1月からインドネシアから横浜に本帰国して暮らしています。パパ、小4のハル10歳、小2のネネ8歳、ナナ6歳の5人家族です。
04年から07年まで過ごしたケニア・ナイロビ生活、08年から11年末ジャカルタ生活。
ポレポレ&ティダ・アパアパに生活しています。
『記事のタイトルをクリックして、コメントを送っていただけたら、嬉しいです』
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
サイザルの工場 「パンガニ」では、籠を編むママ達と、革の取っ手などの小物を作る職人さんが地べたに座って、のんびりと作業をしています。
その中でたった1台の日本製の工業用「SINGER ミシン」をあやつる男性(写真)がいました。 革部分を縫うのは、彼の仕事なのです。
もともと、裁縫に興味のある私は「そのミシンはどこ製なの?」と尋ねると、よくぞ聞いてくれました!とばかり「これは日本製で、ものすごく高価なんだ。 車一台買えるほどだよ」と自慢気に答えました。
よく使い込まれていて、ものすごく古そう…。でも本当に高価なんだろうな、とすぐに分かる優れものミシンでした。厚手の革も一気に縫っていました。
ところが彼はその後、悲しそうに続けました。
「このミシンの『釜』のスペアがもう無くてね。 もし、最後のこの釜が壊れたら、もう仕事ができないんだよ。代わりが入手できるかどうか分からないし、もし見つかってもケニアではものすごく高額なんだよ…」
釜というのは、下糸のボビンを入れるところです。
これまでに壊れた釜は5つに上っているそうで、隣にいたリーダーらしき老人も深刻な表情で、熱心に相づちを打っていました。
たぶん、私が日本人なので、こういう窮状を訴えたのでしょう。
ケニアで走る車の8割以上は日本製の中古車と言われます。 それで車が故障した際、車の部品(パーツ)を手に入れることが大変なんだという話はよく聞くのですが、まさか、ミシンの世界でも同じことが起きているとは知りませんでした。
PR
この記事にコメントする
大切に
ボブ夫です。物を大切にすることの素晴らしさを改めて教えられます。バブリーな消費社会で育った日本人の私は、やっと近頃今あるものを捨てずに修理しながら永くお付き合いすることが、素敵に思える歳に、遅まきながらもなってきました。
>bobご夫妻さま
素敵なコメント有り難うございました。
すべてにおいて、品質のよい日本製に囲まれ、なに不自由なく過ごしている私達には、物の有り難みなんて忘れてしまいがちですね。
この国の粗悪な文房具や日用品を大切に使うケニア人を見ていると、日本の贅沢さが恥ずかしくなります。
すべてにおいて、品質のよい日本製に囲まれ、なに不自由なく過ごしている私達には、物の有り難みなんて忘れてしまいがちですね。
この国の粗悪な文房具や日用品を大切に使うケニア人を見ていると、日本の贅沢さが恥ずかしくなります。
ぷろふぃーる
HN:
ふっちんち
性別:
女性
自己紹介:
☆ 2012年1月3日 ☆
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
忍者ブログ無料版は広告が入るようになりました(泣)
私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
忍者ブログ無料版は広告が入るようになりました(泣)
私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
最新の記事
(04/20)
(12/30)
(12/29)
(12/21)
(12/14)
(12/05)
(12/01)
(11/26)
(11/16)
(11/14)
最古の記事
(01/15)
(01/21)
(01/22)
(01/24)
(01/25)
(01/26)
(01/28)
(01/29)
(01/29)
(01/31)
コメント
[12/17 Nora Kohri]
[07/13 マム]
[05/19 backlink service]
[05/13 ふっちんち]
[05/13 ふっちんち]
[05/13 ふっちんち]
[05/07 ekko]
[05/04 LadyM]
[04/23 monchack]
[04/23 ふっちんち]
ブログ内検索
カテゴリー
カウンター
トラックバック
アクセス解析