2012年1月からインドネシアから横浜に本帰国して暮らしています。パパ、小4のハル10歳、小2のネネ8歳、ナナ6歳の5人家族です。
04年から07年まで過ごしたケニア・ナイロビ生活、08年から11年末ジャカルタ生活。
ポレポレ&ティダ・アパアパに生活しています。
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お手伝いさんで子守をしてくれている22歳のシープローズ(写真右)は、二女ナナの手術の時、ずっと病院で一緒にいてもらいました。 ぐずるナナのそばであやしたり、痛みから気をそらしたりしてくれました。 ファッションセンスも良く、おしゃれな現代風の娘さんですが、本当に気立ての優しい子です。
夕方、手術を終えて家に戻った後、シープローズは「昼間、弟から電話があり、学費を滞納しているから学校を追い出されるかもしれない、と言ってきました。 明日、田舎に戻って、校長に少しずつ支払うから、と頼みに行きたいので、休みをください」と言い出しました。
両親を亡くしている彼女たち兄弟の中で、一番上のお兄さんは仕事がないので、22歳のシープローズが2人の弟の親代わりなのです。 職のある姉が弟の学費を出すのは、ケニアでは今も普通のことです。
私は「休んでもいいよ、そして田舎に行ってきて、ついでに、地元の親せき達に会ってくるの?」と気軽に尋ねました。
すると、彼女は暗い表情になり「学校には行くけど、親せきのうちには立ち寄らないで戻ってきます。あそこに行ったら、お金お金だから…」とポツリ。 みんなにお金をせがまれるので行かない、と言うのです。
おじいさん、おばあさんなど親せきのうちに久しぶりに帰るのは楽しみなことと信じていた私は、予期せぬシープローズの返事に言葉が詰まりました…。
決して高額ではないものの、定期収入を得られるようになった彼女に対し、現金収入がほとんどない田舎の親せきがお金を期待するのは、ケニアでは普通のことなのです。
そして田舎の「親せき」という人々はものすごく多い上、求められれば決して断れないのを知っているので、親族に会わないつもりなのです。
彼女も今、ナイロビで親族の家に居候しています。 お互いに助けられたり、助けたりするケニアの文化習慣を「ハランベー」とスワヒリ語で言います。 それは今まで、良い意味で使われてきたはずの言葉なのですが、最近では、その内実はなかなか複雑なものがあるようです。
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ぷろふぃーる
HN:
ふっちんち
性別:
女性
自己紹介:
☆ 2012年1月3日 ☆
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
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私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・
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