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「でえ~、でかい!」 カメレオンベビー達との悲しい別れをした後、落ちこんだ気持ちでうちに戻る途中、先に仕事に戻ったはずのミスターカメレオンこと庭師のジョージが全長30cm近い大きなカメレオンを手に持って、私たちを待っていました。全身、ポスターカラーの緑色と黄色のきれいなカメレオンで「これはオスだぞ」と口数の少ないジョージが自慢げに差し出しました。 まさか、この巨大なヤツもうちで飼うの? 隣に立つパパを見ると、いかにも嬉しそうな目。 そんなこんなで、ベビーたちが去って寂しくなったばかりの我が家には、そのわずか15分後に新しい家族がやってきたのでした。 オスなのでマイケルと命名、メスのグレースと仲良くやっていけるかな? 今日は幼稚園の友達でオーストリア人の子のイマヌエルのうちにお泊まりに行ったハルが明日、マイケルにどんな反応するか、今から楽しみです。うしし。
カメレオンベビー達のエサ集めが予想外に難しく、せっかく取ってきたアリなどをあげても、うまく食べることができない日々が続きました。これ以上、ベビーを飼育するのはできないと、ついに決断。今日、母親のグレースがいた同じ場所にベビーらを放してあげることにしました。我が家で勝手に命名した「ミスター・カメレオン」こと庭師のジョージに案内してもらい、彼の手からブーゲンビリアの細い枝が垣根になっている現場にベビーたちを放すと、みんなワラワラと動いて枝をどんどん渡って行きました。さようなら、ベビー達、そして、たくさんの幸せな気持ちをありがとう…。 いつの間にか、泣きそうになっていました。 「小さな虫を上手に見つけて食べるのよ、鳥さんに見つからないようにするのよ。みんな、生き抜くのよ」。 心の中で独り、何度も念じていると、ジョージはさっさと仕事に戻るわ、ネネは「隠れん坊しようよぉ」と言い出すわ、ナナはマーガレットの腕の中で寝てるわ、で、みんな思いっきり、あっさりしていました。ひょっとして私だけ・・・。
夜、仕事から戻ってきた夫に残念な報告をし、2人でぼんやりと窓を見てた時です。 ん? カーテンの開閉のヒモ、なんかあそこだけちょっとだけ太い…ような…。近くに行くと、いたのです! ベビーがヒモにしがみつき、きっちり目を閉じて寝てました。 あと1匹か~と何気なく上を見上げたら、そのヒモの最上部分にもう1匹! やったー、万歳! も~あなた達、どんなにマムは心配したことか。 2匹ともかわいい様子で寝ていたので、明日の朝、カゴに戻すことにしました。もちろんマーガレットの携帯にも無事だったとメールしましたが、返事はなし(そんなもんか~おいっ)。とにかく、19匹のベビーは、きょうも元気です。
部屋に戻って、カメレオンベビーに与えたところ、ダンゴムシよりも、紛れていた小さな黒アリをもりもり食べていました。何はともあれ、ベビー達よ、食べてくれてありがとう。
家族一同が見守る中、19匹みんな元気です。
昨年12月、長男のハルがご近所で飼っていたカメレオンを見て、自分も飼いたいとゴネ始めました。コンパウンドで雇っている庭師のジョージに、「庭で見つけたら教えてね」とお願いしたところ、2日後に「見つけたよ」と我が家に持ってきてくれました。早い・・・
それはケニアなど東アフリカに生息するジャクソンカメレオンという種類で、メスっぽいので「グレース」と名付けて飼うことにしました。
グレースのお腹が少し大きいなと感じてはいたのですが、初めてカメレオンを飼うので、そんなものかなあ、と思っていたところ、今朝、突然、19匹のベビーを出産したのです。さらに驚いたことに、ジャクソンカメレオンは卵ではなく、胎生だったのです。
ハルとネネを幼稚園に送り、うちに戻ってきてびっくり!グレースのカゴの周りを19匹の2cmサイズのベビーがウロウロと徘徊してました。かわいい~!
ケニア人のマーガレットやシープローズも、カメレオンの赤ちゃんを見るのは初めてと驚き、新しい命に嬉しそうにくぎ付けになっていました。
マーガレットなどケニア人の間では、なぜか、カメレオンのメスは子供を生むとき、お腹が破裂して死んでしまう、と信じている人が多く、子供を産んだ後も平気な顔をしているグレースを見て2度びっくりしていました。
餌のバッタを採取する仕事も増えてしまったマーガレットとシープローズです。忙しくなったはずなのに、なぜか楽しそうに庭でバッタを追っかけています。
新年早々、幸先良いスタートです。
ケニアからインドネシアへ、そして私達の母国、日本に戻ってきました。
◎当ブログの画像に関する著作権は 『南色日和 ポレポレふっちんちケニア生活』に属します。
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私が貼り付けたものじゃないのですぅ・・・読みにくくて悲しい・・・